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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

   【再帰理論(反射理論)と連想ゲーム】

 株式が大底をついてから色々な経済指標が好転してきました。ところで、株式と景気は鏡同士という考えがあります。この理論は再帰理論と呼ばれ、ジョージ・ソロスが説いています。いわゆる反射理論というものです。
要するに景気回復は株価が上がると、実体経済の業績も上がる関係にあるのです。株価が上がることによって実体経済を支え、今度は活発な経済活動が再び株価を押し上げる相乗作用があるという考えです。

■ ソロスの生い立ち

 投資活動を探る上で、その人の生活環境は非常に影響されるようです。投資活動には精神力の戦いが深く関与するといわれています。多くの人は一度や二度、幸運に恵まれることはありますが、続けることは至難の業です。

  さて、ソロスは1930年にハンガリーのブタペストで裕福なユダヤ人の一家に生まれました。ブタペストがナチスの占領下になった1944年、ソロスは隠れ家から隠れ家への逃亡生活を強いられ難を逃れます。戦後、イギリスに渡り経済学を学び、1952年にロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業し、英国企業を渡り歩き、株式の裁定取引を担当しトレーディングをしていました。その後、1956年にアメリカ・ニューヨークのウォール街に赴くことになりました。当時の人気商品であるヨーロッパの証券をアメリカで販売する仕事をしたようです。

  1963年ソロスはアーンホールド・S・ブライヒローダー社で証券アナリストの職を得ました。そうして1969年に「ダブルイーグル・ファンド」の運用を任せられます。この頃、わが国でも最近登場した不動産投資信託(リート)の魅力を紹介したレポートを書いています。「この新しい商品の着想は素晴らしく、相当な人気を呼ぶだろうが、やがて行き過ぎて暴落するだろう」と予想し、見事に的中させています。同時に独立を決意し、39歳のソロスはジム・ロジャーズと組んで大成功を収めるクォンタム・ファンドをスタートさせています。最近は慈善活動を主たる業務としており、運用の第一線からは引退しています。

  彼の生い立ちの中で最も注目されるのは、14歳の時に逃亡生活を強いられたことです。感情豊かな年頃です。この経験が投資活動に深く関わっていることは容易に想像がつきます。そうして成功を収めた今日、積極的な慈善活動をしているのは、この時期の環境によるものと推察されます。

  彼の最も基本的な理論「再帰理論」(反射理論)は「認識が物事を変化させるのと同時に、物事が認識を動かす」という現象があるということです。俗にフィードバックと呼ばれる働きです。この考え方はよく相場に見られ、株式の動きを見ているとあるトレンド(傾向)が浮かび上がってきます。

  ある方向に進むとしばらくそのトレンドは継続します。上げ相場になると、その傾向はある期間継続する現象です。これは下げ相場でも同じで、このトレンド現象を説明したのが「再帰理論」です。

■ 相場のトレンドは何故続くのか

 この問いは再帰理論で説明することができます。例えば「業績の好調」というきっかけが市場に与えられると、取りあえず株式相場は上がります。その上げを見て、この現象は来期も続くだろうと考える人達がその相場に参加します。すると、株がまた上がります。この上がった株価を見て商品の購入に慎重だった購買者が、株が上がっているし、業績も良いのだから、きっと良い商品なのだろうと思いその商品を買うと、その会社の業績が更に上がります。

 そこで会社は上がった株価を利用して公募増資などの時価発行増資を行うと、無利息のお金が入り、有利息の借金を返済したり、最新鋭の工場設備を増設したりして生産効率を上げ、業績が更に上がることになります。その業績を見てさらに株価が上がる。このような好循環が続き、上げ相場のトレンドが継続されます。この現象を再帰理論といいます。

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