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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 【再帰理論(反射理論)と連想ゲーム】   前ページのつづき

■ 下げ相場のときも同様

 業績にかげりが見えますと市場がこの情報に反応し株価を下げます。しばらくこうした状況が続くと判断する人たちの売り物が継続的に出されます。下がった株価を見て、消費者は業況が低迷している会社の商品を購入しようとしません。売上高が下がって、さらにまた、株は売られます。こうして下げ相場のトレンドが築かれます。この2つの例が示すものは、市場と現実の密接な関係です。

 市場と現実はお互いが鏡のように相手の姿に反応しあっているのです。この市場主義は行き過ぎる欠陥があります。どちらにも行き過ぎて実態面以上に相場が反応する傾向が出ることがあります。

  行き過ぎる市場主義に、アメリカでは、下げすぎた企業の株価が、他に連鎖しないような仕組みがありますが、日本には財務内容の基準はありますが株価基準はありません。

■ 経済の連想ゲームとソロスの読み

 
昔、NHKで連想ゲームという人気番組がありました。株価もこれと同じように新聞報道からも様々な相場の展開が読めるのです。その読みに自信のない人は相場の先行きに自信がなくなり、株価の動きに翻弄されるわけです。

 さて、時代背景はレーガン大統領が1984年に再選を果たし、減税と防衛力の拡大を図った年に移ります。ソ連に断固とした態度をとるアメリカに対して信頼が集まっており、外国企業にも門戸を開放したので、世界の富はアメリカに集まり、ドル高になり株高を演じていました。外資がアメリカに流入して、資本市場を活性化させたので景気は拡大し、更に資金流入がある好循環が続いていた時期です。

 この時ソロスは減税により国家予算が赤字になると、巡り巡って自国通貨が大きく下落すると考え、1985年8月18日にはドルの下落に賭けて、マルクや円を6億4700万ドル買うポジション(証券の持ち高)を持つのです。このポジションは純資産を上回るものだったのです。しかし3週間たった9月6日まで予想に反し、ドルは上がり、円とマルクは下がります。

  しかし自分の考え方に自信があったソロスは、更にマルク・円を買い増し、2億ドル規模の買い増しをして純資産を2億ドルほど上回る8億ドル相当のポジションをとります。

  そして、ついに9月22日にアメリカ財務省は動き、西側主要5ヶ国の蔵相会議であの有名な「プラザ合意」が決定されます。その夜、NY市場はまだ閉じていますが、香港は月曜日の朝を迎え、ソロスはここで再び大量の円買いを実行するのです。9月28日の日誌の中でソロスは「一生に一度の大儲け」と書いており、過去4年分累積損をたった1週間で大きく取り戻し、更に大きな儲けがあったそうです。

  相場の世界は恐いものです。過去4年間、損を続けていても一瞬のチャンスで再び返り咲き、大儲けも出来るのですが、反対に一瞬にしてこれまでの儲けを失ってしまうこともあります。もう1つ重要なことは多くの人が予想する現実に逆らって、自分の頭の中で創造的な経済情勢をあらゆる角度から検証し、自分なりの論理を組み立て連想させていくという考え方は相場の世界にも経営にも役に立ちそうです。

 


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