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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 

 <常識の壁を打ち破る効率的な経営>  前頁のつづき

■ 手作りの生産方式

   『からくり』

 

もう一つ重要なのが『からくり』です。これは、現場の人自らが、自分たちの生産に必要な機械設備を手作りすることです。
今の日本の製造業の現場では、外部の装置メーカーから高価な生産設備を買うのが当たり前になっています。そうした生産設備は優れた性能をもっていますが、実際にものづくりを行うときは、そこまで性能が必要ない場合も多いのです。
むしろ性能を落とすことで、製品の品質向上や生産工程上でのトラブルを解決できたという場合も出てきています。
そこで、それぞれの現場に合った、必要最低限の機能を備えたシンプルな生産設備を自分たちで手作りすることを考えました。これにより高価な設備を買わなくても済むようになり、収益にかなり貢献することになります。
従来、製造業では、工場現場の社員にあまり注目はしてこなかった経緯があります。ものづくりに携わる人は、本来すばらしい「知」をもっています。それをベルトコンベヤー方式による標準作業の世界に押し込み、「知」を発揮させないようにしてしまったというのです。
ものづくりはもともと、自分たちで工夫しなければ成り立たないものです。

  
■ 変わってきたものづくり、OEM方式の台頭
 

しかし、最近は、OEM(相手先商標生産)などによって、自分たちはブランドだけを提供し、ものづくりに携わらないといったやり方が多く見られ、ものづくりのねじれ現象が現れています。
日本でつくるものは、もはや安さでは勝負できません。「メイド・イン・ジャパン」というブランドが載ることの意味を、製品のなかにどう織り込んでいくかが重要となっています。
世界中にこれ以上、自動車やテレビが増えるかというと、資源や環境を考えると、もう限界に来ているという議論もあります。これからは、コストの安い大量製品を使うことにより、「良い製品を長く使う方向」を求めざるをえない方向にあるというのです。
「一人屋台生産方式」や「手作りの生産方式」を導入すれば、ものづくりに際しての資源の投入量は減り、資源の投入量が減れば、そのコストを抑えることにつながり、利幅も厚くなります。

   
■ 脱大量生産・大量消費
 

「良い製品を長く使う」という価値観も大切となります。この2つを合わせた脱「大量生産・大量消費」の環境に優しいライフスタイルを早急に構築していかなくてはなりません。
中国等の製品が増え、いま日本人の中には「安くてもすぐに壊れるような質の低い製品は要らない。少しばかり高くても長持ちする質の良い製品が欲しい」という人が着実に増えています。製造業としても、ムダな製品つくらずに済み、地球環境問題にも大きく貢献できることになります。意識の方向性を変えれば実現は可能となるでしょう。

   

■ 地産・地消の時代の到来

 

これから10年、ものづくりも「地産地消」になっていくことでしょう。「地産地消」とは、“地元で採られたコメや野菜、魚、肉などを使って調理し、地元で消費しよう”という運動です。
ついこの50年前まで日本人は、ことさら意識をしなくとも、そのようなライフスタイルの日々を送っていました。ものづくりの世界でも日々の生活に欠かせない用品は、地元の職人がつくって提供することが当たり前のように行われていました。
その後、大量生産・大量消費の時代に入り、流通網の発達とともに全国各地で生産された製品がスーパーなどに出回るようになりました。国際分業が盛んになり、中国をはじめ世界各国でつくられた製品が日本にあふれています。
このような状況を、かつてのような「地産地消」に戻すのは難しいと考える人もいるかと思われますが、製造業はオーダーメイド方式で十分に採算が取れるようになってきています。工場も多額の設備投資も必要なく、質の高い製品が作られるようになってきています。


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