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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 

  〜 身近な戦略思考 〜

◆細かい上司
 どの会社でも「細かい人」と言われる上司はいるものです。部下の挨拶や服装をいちいち注意したり、小さなミスに目を光らせて小言を言ったり、あるいは、毎日の営業活動に関して仔細な報告を求めてくる人々です。
 こうした「細かいリーダー」には、2つのタイプがあります。1つは、そもそも、「細かいことが好き」なリーダーです。書類はきちんとしていないと気持ちが悪い、部下はこうあるべきだという厳しい基準があり、それから外れるのが嫌なのです。つまり「小さいことが目的」になっているリーダーです。
 一方で、少し視点が違う人々も存在します。例えば書類の不備、服装の乱れといった問題の背後にある問題を懸念して注意するのです。社内の書類のミスは、例えば顧客との契約上のミスにつながりかねません。
 したがって、リーダーが自分を振り返ってみるとき、もし前者であるとすれば、後者になることを考えてみるべきです。「細かい」ことに気がつくということは、「予兆」「氷山の一角」を捉える力はあるということなのです。それをもう一押しして、「小さなこと」「細かいこと」それ自体を目的とするのではなく、「サイン」からより深くもぐった本質的な問題にたどりつけないかと考えることで、「細かくて嫌だ」から「細かいけれど、意外にみるところは見ている」といった評価に変わるのではないでしょうか。

◆戦略的思考
 さて、どんな小さな組織でも戦略は必要です。戦略あるいは戦略的思考とは、現場の実行とそれを通じた新たな情報によって常に改善、変更されるべき宿命を負っています。戦略とは出発点であってゴールではありません。
 経営学専門の大学院卒業者に与えられる経営学博士号がMBAですが、経営戦略などのための専門用語を集めた抽象的な「MBA用語」を振り回すことではなく、戦略に命を吹き込むのは現場の具体的な情報、意見、観察なのです。
 戦略思考とは「大きなことだけ」を考えることでは決してなく、「小さなこと」をつなぎ合わせてより本質的な、大きなことに近づこうとする方法であることを忘れてはなりません。
    

◆現場のサイン
 市場や環境の変化が最初に表れるのは、現場です。顧客の態度の変化、商品の売れ行き、競合の動きなど、現場で苦労している第一線の社員には、様々な変化の「予兆」「サイン」が送られてくるはずです。
 しかし、そうしたサインを「小さなこと」「つまらないこと」として無視していたとすれば、上司に上げる意見には何も新しいものがなく、つまらなくなるのも当然です。

◆小さなことへの気づき
 社員が「サインとして重要な小さなこと」に敏感でないということは、その上司、例えば部長がこれまで部下から上がってきた「小さなこと」を何でもかんでもつまらない、もっと他に大切なことがあるだろうと無視してきたからかもしれません。
 自分の基準を、上司の基準に合わせてしまい、日々の小さな変化、予兆に気をつけない習慣が身についてしまいます。
 奇をてらうことではなく、地に足の着いた経営はこうしたことからの出発点が大切です。

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