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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 

〜 景気の先読み 〜

◆ドル安のさらなる進行

 

 住宅バブルが崩壊するまでは、住宅価格が値下がりするとは誰もが思っていなかったでしょう。ドルについても同様です。2002年以後ゆるやかな下落傾向が続いていたドルは、金融危機に際して値上がりをみせていました。しかし、2009年3月以降は15%も下がりました。投資家が、より高い利益を生む他の通貨へと移ったためです。
 このドル安はやがてリバウンドするというのがこれまでの常識でした。過去の経験と変動の傾向から、平均を20%以上外れると反転するというのが通貨の為替変動の特徴とみられてきました。
 しかし、今回の世界同時不況のように、何が起きてもおかしくありません。ドルがさらに下がることもなくはないのです。もしそうなれば、どのようなことが起こるのか想像したことがあるでしょうか。
 アメリカの製造業は、国際市場での競争が有利になります。アメリカには海外から観光客が押し寄せることでしょう。
 
しかし、悪い面もあります。輸入品価格が上昇し、インフレが起こる可能性が高くなります。外国人投資家のドル離れから、アメリカ国内では融資を受けることが難しくなることでしょう。海外では、アメリカへの輸出が難しくなり、経済成長に影響することになります。中国では、国内に社会不安が高まる恐れがあります。

◆ドル安の背景にある超低金利

 

 ドル安の背景には、アメリカの金利がゼロに近いということがあります。投資家は安くドルを借りて、株式など投資で大きなリターンを見込むことができる国の通貨を買います。
 これは日本の円でも起きたことです。連邦準備制度理事会としては、景気を浮揚させ、銀行を救済するには、超低金利政策を維持せざるをえません。
 しかし、その副作用として、国際的な投資家にとっては新たなチャンスを生み、結果としてドルを下げることに繋がります。

◆止まらない貿易赤字

 

 ドルを下げているもう一つの原因は、アメリカの止まらない貿易赤字です。アメリカはこの赤字を埋めるために、海外からの借金に頼っています。最終的には、アメリカはドルの切り下げをせざるをえなくなるだろうとみるエコノミストや貿易関係者も多くいます。
 各国の中央銀行は、ドル下落の対策として、外貨の保有をドル以外の通貨に切り替える動きをみせています。

◆急激なインフレの恐れも


 しかし、オバマ政権は、この事態にあわててはいません。ドル安は輸出を有利にさせ、貿易赤字を縮小させる効果があるからと説明されますが、この平穏さも、もし銀行がこの事態を深刻にとらえ、さらにドルの下落が起こるなら、急激に変化する可能性があります。
 信任を失ったドルの暴落の後は、対処のしようがないインフレが急に高まる恐れがあるのです。

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