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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 

〜信頼できる日本の技術〜

◆東京スカイツリー建設の難点

 本年冬竣工、来年春開業をめざし、「東京スカイツリー」の建設が進められています。東京都墨田区押上に立地し、完成時には634mに達する予定であるこの電波塔は、東京タワーでは十分に機能を果たしきれない電波送信を代わりに担うものとなります。
スカイツリーの建設の難しさは、大きく二つ挙げられます。

  一つは、スカイツリーを輪切りにした断面は、一番下は正三角形ですが、上るにしたがって円に近くなり、高さ300m付近で真円になります。つまり、三次元の複雑な構造なのです。
 通常の高層ビルは、各階ごとに中心点もとりやすく、比較的容易に真っすぐ建てることができます。しかし、スカイツリーの場合、中心がわずかずつでもずれていけば、上層部になると全体が傾いてしまいます。
 このため、GPS(全地球測位システム)を使って常に絶対的な中心点を確認しています。新タワー建設工事事務所の担当者によると、現在、誤差は5o以下となっているそうです。

 二つ目は、厳しい自然環境です。上空600mの世界では、どんな厳しい気象条件が待ち受けているかわかりません。たとえば、風の安全対策は、600m上空がどうなっているか把握して対策をとらなければ、本当に安全とはいえません。
 実際に上空にレーダーを飛ばして、600m上空の気象条件をリアルタイムで観測し、モニターで24時間いつでも確認できるように設計されているそうです。
加えて、雷対策も欠かせません。気象庁が発表する雷注意報に加え、現場周辺の三地点で、三様の方法で雷を観測しています。

  「これらひとつひとつに関して、システムから考えて作りあげていかなければいけません。周囲は住宅街ですし、隣には鉄道も走っています。万が一事故が起きたら、取り返しがつきません」と担当者は話します。

◆世界トップクラスの耐震技術

 厳しい自然環境といえば、もっとも怖いのが、地震です。スカイツリーは、阪神淡路大震災級以上の、まだ経験したことのない大地震に見舞われても倒れないように設計されています。日本の建設業界の持つ耐震技術は、世界でもトップクラスです。
 スカイツリーはあくまで電波塔ですので、災害時に電波が届かなくなっては大変ですから、耐震は万全に行う必要があります。

 スカイツリーは、その根元から先端まで、日本のもつモノづくりの技術が詰まっています。
 スカイツリーには、3〜4万トンの鉄鋼が用いられていますが、その鋼材は、すべて日本の鉄鋼メーカーから調達されています。
 スカイツリーに必要な高張力鋼は、第一に高強度が求められます。高強度の鋼材は溶接しにくいのですが、スカイツリーの鋼材は、現場で組み立てる際にどうしても溶接が必要になります。さらに、溶接後も、地震などの揺れに対して折れにくい、粘りを備えた高張力鋼でなくてはいけません。
 「これほどの高級鋼材を、しかも短期間に開発してもらわなくてはなりませんが、これを頼めるのは、信頼できる日本の鉄鋼メーカーだけ」とのことです。

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