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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 

◆40年周期と成功のジレンマ

 日本の近代史は約40年周期で浮沈を繰り返しているといわれます。1868年の明治維新による混乱、1905年の日露戦争勝利、1945年の太平洋戦争敗戦、そして80年代の経済成長。
 太平洋戦争によって国土が灰と化した日本は、それからおよそ40年後に目覚しい経済成長を実現し、世界を驚かせました。欧米の製造技術を応用して、高品質の製品を生み出した日本企業の能力は、世界最高レベルとなりました。そして米国が握っていた家電や自動車といった産業の主要部門の主導権も、日本は自分のものにしました。
 しかし日本企業は、90年代を境に徐々に衰退の道をたどりました。日本に成功をもたらした高い技術力という成功からのジレンマに囚われていることに気づかなかったからだと多くの専門家たちは指摘をします。それは「大艦巨砲主義」に縛られてミッドウェー海戦に敗れたのと、同じ構図といえましょう。

 ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授は、1997年に「イノベーションのジレンマ」という概念を提唱しました。これは、「優秀な製品を売る巨大企業が、その製品の技術的な改良および改善にだけ没頭して、顧客の新たな需要をなおざりにすると、その製品よりも少し劣る製品を売る後進企業に負ける」という理論です。
 最近、韓国製品は「中国よりも品質やデザインに優れていて、日本よりも安価で競争力が高い」と評価されています。また、国内所得が上昇している新興国をターゲットにしてきた韓国製品は世界でのシェアを伸ばしています。
 高い技術力を駆使し、新興国向けの安価な製品を本格的に生産すれば、韓国企業の成功は、かつての日本企業のように蜃気楼のように消えてしまうのではないでしょうか。

◆日本の文化革命

 日本が直面する困難は、人口動態の問題が底辺にあります。そのためには、生産性を向上させ、女性や高齢者、外国人を労働力として活用し、経済の活性化や海外市場の繁栄に役立つ文化的な革命が必要であるといわれます。これらの実現に向かうとしても、なおしばらくは困難な道程を避けることはできません。
 生産性を向上させるには、企業は伝統的な経営の枠組みを変えなければなりません。日本の経営手法は、人口が若く、成長段階において最適なものでした。年齢の序列制はもはや成り立たなくなっています。雇用の慣習を変えなければなりません。外国人を正社員として雇う。企業整理を求める。より少ない資源で利益を上げることができる体制を作らなければならない等々。
 何よりグローバルな人材の育成、登用も必要となっています。

◆拡がりを見せる「米粉」市場

 このところ、「米粉」という文字をよく目にするようになりました。
「もち米」や「うるち米」を製粉して作られる米粉は、一般的に「白玉粉」「上新粉」などの名称で家庭でも愛用され、古くから団子、煎餅、さくら餅といった和菓子の材料として私たちの生活に馴染みの深い食材でした。
 ではなぜ、小麦粉より1.5〜2倍ほど割高な米粉が、ここにきて“引っ張りだこ”になっているのでしょう。その大きな要因は、2年前からの小麦の価格高騰が挙げられます。つまり、近年、日本人の米の消費量が激減するなか、国が懸命に米の消費拡大を図ってきましたが、その普及を阻んでいたのが米と小麦の価格差だったのです。

 
米粉の割高感が薄まったこと、粒が硬い米を小麦粉レベルに粉砕できる製粉技術が進歩したこと、米粉ならではのもちもち、しっとりした食感がウケたことなどが、いま脚光を浴びている背景といえます。
 学校給食での導入から始まり、大手食品メーカーは相次いで米粉の原材料使用に力を入れ始めています。
 製パンメーカーでは、菓子パンや食パンに積極的に米粉を使用した製品を開発しています。また、小麦を一切使用しない米粉100%のパンが開発され、小麦アレルギーに悩む人にも安心して食べられると注目されています。冷凍食品のコロモに米粉を2割程度配合する試みも行われています。
 麺類や洋菓子、パン、ナン、ピザ生地、餃子、シュウマイの皮など、いまや小麦粉でできるものは何でも米粉でできると言っても過言ではないほどです 
 
小麦との価格差が縮んだとはいえ、まだまだ高価なことに変わりはない米粉。良質なたんぱく質を含み日本人好みの食感や味という、小麦に勝るメリットをいかに効果的に活かしていくか。今後の食品メーカーの腕の見せところと言えるでしょう。

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