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月刊 花みずき

〈バーチャルウォーター〉
 
 ・〈世界記憶遺産〉

 ・〈ネット依存〉
 



月刊 経営一番

〜日本文化に熱狂する中国の若者たち〜


・日本の漫画を見て育った若者たち
・国民の理解と支えが必要
・日本文化を体感したい読者は増えている

編集後記
 〜【今日は何の日】9月1日〜



業績31の原理

 

 〈バーチャルウォーター〉 

(輸入食品に使われる水)
 食料を輸入している国が、もしその輸入している食料を国内で生産するとどの程度の水を必要とするのかを推定したものを、「バーチャルウォーター」といいます。
 例えばパンなどの原料として使われる小麦は、消費量の8割以上を輸入に頼っています。統計によると、1世帯当たりのパンの年間消費量は、約45s(6つ切りの食パン750枚分)です。これだけのパンを生産するために、約72,000リットルの水が使われています。
(畜産物に使われる水)
 牛肉などの畜産物は、飼料としてトウモロコシなどの穀物が使われています。飼料としての穀物を生産するためにも大量の水が使われています。牛肉1sを生産するためには、約2万倍の水が必要になるといわれています。
(海水の水に依存する日本)
 日本の食料自給率は、カロリーベースで約40%です。裏を返せば、日本は食料の約6割を海外からの輸入に頼っています。その分日本は海外の水に依存していると言えるでしょう。
 東京大学水産研究所の沖教授らのグループの試算によると、2000年のデータでは約640億?の水をバーチャルウォーターとして、日本は海外から輸入しているそうです。
(水資源問題 @人口増加)
 2012年の世界人口白書によると、世界の人口は約70億人です。2000年には約61億人でしたので、12年で15%ほど増加しています。今後も世界の人口は増加するとみられており、2025年には80億人に、2050年には90億人に達すると予測されています。
 水の使用量も増えており、1995年の世界の水使用量は年間約3兆7,500億?でした。1950年と比べて約2.7倍増えているようです。特にアジアでの水の使用量が多く、全体の6割近くを占めています。今後も水の使用量は増加し、2025年には5兆?を超えるようです。
(水資源問題 A気候変動)
 地球温暖化の影響によって、大雨や干ばつなどの異常気象が引き起こされています。大雨によって土砂が流出し渇水が発生したり、温暖化によって積雪量が減少し河川流出量が減少したりといった現象が起こっています。また、水温が上昇することで植物プランクトンの増殖が起こり、水質の悪化につながっています。
 2012年には、アメリカや中国、ヨーロッパやブラジルなど、各地で干ばつが発生しており、生態系や農作物の生産などに悪影響を及ぼしました。
(水資源問題 B水紛争)
 日本にあまりなじみのない「水紛争」ですが、世界を見ると各地で様々な水紛争が起きています。例えばインダス川では、インドとパキスタンとの間で、水の所有権についての紛争が起こっています。他にも、水紛争の要因としては、上流地域での汚染物質の排出といった水質汚濁の問題や、湖や河川の上流地域での過剰取水といった水資源配分の問題などが挙げられます。
(水資源問題に対する取組)
 2000年にニューヨークで、国連ミレニアムサミットが開催されました。その翌年にはミレニアム開発目標が定められました。この目標では、「2015年までに安全な飲料水や基礎的な衛生施設を継続的に利用できない人々の割合を半減すること」と、「環境持続可能性確保」が図られるとされています。

 夏になると、しばしば水不足が問題になりますが、日本は大量の水を海外に依存しているので、海外での水不足や水質汚濁などの問題にも目を向けていく必要があるでしょう。

 〈世界記憶遺産〉 

 文書や絵画、音楽など世界各国で保管されている歴史的に貴重な史料を登録・保護し、後世に伝えることを目的とした、「世界記憶遺産」があります。
 世界記憶遺産は、ユネスコが主催しており、国際査問委員会が2年に1度審査を行っています。世界記憶遺産への登録申請は、各国政府だけではなく、個人でも行うことができます。
 世界記憶遺産は、1992年に事業が開始され、5年後の1997年に初めて38点が登録されました。登録件数は徐々に増え、2009年には193点、2011年現在では268点が登録されています。
 選定基準は、記憶遺産は真正性(模写や偽造品などではないか)はもちろん、世界的に重要性が高いものであることや、希少性が高いことなどがあります。元の状態で保存されているか(完全性)も、選考基準のひとつです。登録されているものしては、「フランス人権宣言」や「アンネの日記」、ベートーヴェンの「交響曲第9番」の草稿などがあります。
 日本から申請されたものでは、2011年に初めて「山本作兵衛氏の炭鉱の記録画や記録文書」が登録されました。山本作兵衛の炭鉱の記録画は、明治時代後期から20世紀後期までの日本の発展状況を裏付ける記録であることが、世界記憶遺産に登録された理由のようです。当時の記録は公式文書によるものがほとんどで、一人の労働者が作成した私的記録であるこの記録画は非常に希少であることが評価されました。
 今年6月には、中国から南京大虐殺の記録と従軍慰安婦に関する資料が世界記憶遺産として登録申請されました。また、日本からシベリア抑留等日本人の本国への引き上げの記録が国内候補に選ばれる一方で、知覧特攻遺書が候補から外れたことが注目されました。

 〈ネット依存〉 

 スマートフォンの普及によって、ネット依存に陥る人が増加していることが社会問題になっています。
 2008年に成人男女7,500人を抽出した調査から、ネット依存の傾向にある人は全国に270万人にのぼると推計されました。対象を20歳以下に拡げるとさらに多くのネット依存者が存在することが予想されます。
 ネット依存対策として、2011年には、久里浜医療センターに専門的な治療をするネット依存治療研究部門が開設されました。愛知県刈谷市では、市内の小中学校全校で、午後9時以降はスマートフォンや携帯電話を親に預けて使用できないようにする取り組みが、今年の4月から始まっています。また、スマホにタイマーロックをかけるアプリも出ているようです。

               

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