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月刊 花みずき

〈受動喫煙〉
 
〈将棋の世界〉






月刊 経営一番

〜経営のプロが教える企業再生の奥義!利益を3倍にするたった5つの方法〜






編集後記
〜季節とたな卸し〜



業績31の原理

 

  〈受動喫煙〉 

(対策・日本は時代遅れ?)
 日本の受動喫煙対策は、世界の水準に比べて遅れているといわれています。今年の
 4月に日本を視察した世界保健機関(WHO)は、日本の受動喫煙対策を「1世紀遅れている」と指摘しました。そのうえで、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、公共の場での屋内完全禁煙を国レベルで促すよう求められました。
 2015年におけるWHOの調べによると、@医療施設、A大学以外の学校、B大学、C行政機関、D事業所、E飲食店、Fバー、G公共交通機関の8種類の場所のうち、屋内全面禁煙を法律で義務付けた数を分類すると、世界188か国のうち8種類すべてに義務付けている国はイギリスやカナダ、ロシアなど49か国あります。一方0〜2種類に義務付けている国は70か国あり、日本はこのカテゴリーに入ります。
 ただし、日本では上記8種類の場所のうち屋内全面禁煙を義務付けているところは0でこれは世界でも異例の数字です。
(主流煙と副流煙)
 フィルター付き紙巻きタバコから、ニコチンやタール、一酸化炭素といった有害物質が発生します。ニコチンは血圧や心拍数を上昇させ心臓に負担をかけます。タールは発ガンの危険性を高めたりガンの進行を進めたりします。一酸化炭素は血液中の酸素の運搬を妨害して心臓や脳の働きに負担をかけます。
 タバコの煙には、タバコを吸う人が直接吸い込む「主流煙」と、火のついた先から立ち上る「副流煙」があります。主流煙と副流煙に含まれる有害物質の量を比較すると、副流煙は主流煙に比べて、ニコチンは2.8倍、タールは3.4倍、一酸化炭素は4.7倍になります。自分の意志とは関係なく副流煙を吸い込む「受動喫煙」が、健康に大きな影響を及ぼすことが、近年社会的に大きな問題になっています。
(健康への影響)
 受動喫煙によって肺がんなどのリスクが上昇することは世界的には以前から研究されており、日本でも昨年8月に国立がん研究センターが、リスク評価をこれまでの「ほぼ確実」から「確実」に引き上げました。厚生労働省は、受動喫煙による死者は年間に1万5千人に達すると推定しています。脳卒中や肺ガン、乳幼児突然死症候群などの様々な疾患の、受動喫煙との因果関係が科学的に示されています。
(世界の対策)
 アイルランドは、2004年に世界で初めて国単位で屋内禁煙とする法律が施行されました。今ではほとんどすべての公共施設で禁煙が進んでいます。また、宗教的に喫煙を「悪」としているブータンのように、タバコの販売も所持も禁止されている国もあります。
 世界最大のタバコ消費国である中国は2008年の北京オリンピックや2010年の上海万博を機に、韓国では2018年に開催される平昌オリンピックを踏まえて、2015年から屋内施設の禁煙が進められています。国際的なイベントを契機に禁煙化を進めるケースも多いようです。
(受動喫煙防止対策助成金)
 平成27年から、職場で受動喫煙防止対策を講じることが、事業者の努力義務となりました。受動喫煙防止対策を講じる費用の一部を補助する「受動喫煙防止対策助成金」があります。対象となる事業主は、@労災保険の適用事業主で、A一定の規模の中小企業に該当し、B事業場内で措置を講じた区域以外を禁煙とする事業主、とされています。一定の基準を満たす喫煙室や屋外喫煙所などの設置にかかる工事費費用等の2分の1が助成の対象で、上限額は200万円です。


 

  〈将棋の世界〉 

 今年6月に、当時14歳の藤井聡太四段がデビューから歴代最多の公式戦29連勝を達成し、将棋に注目が集まるようになりました。
(プロ棋士の段位制度)
 プロ棋士は、九段が最高位で以下四段まであります。一方、女流プロ棋士は六段が最高位で以下2級まであります。プロ棋士の昇段方法は5つあり、一度昇段すると降段しません。
 @公式戦勝ち数:「五段昇段後の公式戦120勝で六段に昇段」などのように、昇段してからの公式戦で一定の勝ち数を重ねると昇段します。段位が上がるにつれて条件は厳しくなります。
 A順位戦昇級:プロ棋士をA級・B級1組・B級2組・C級1組・C級2組の5クラスに分けて、リーグ戦形式で対戦する「順位戦」があります。順位戦で昇級すると、昇段することができます。なお順位戦A級の優勝者は、名人戦に進みます。
 B竜王戦昇級:藤井聡太四段が29連勝を達成したことで注目されたのが「竜王戦」です。竜王戦には1組から6組まで分かれて行われるランキング戦があり、このランキング戦で一定の成績を収めると昇段します。
 Cタイトル獲得または挑戦:「棋王」や「王将」などのタイトルに挑戦することや、タイトルを獲得することで、一定の段位に昇段します。タイトルの中でも「竜王」と「名人」は別格で、竜王を1期獲得すると八段に、名人を1期獲得すると九段に昇段します。
 D棋戦優勝:タイトル戦以外の全棋士が参加する棋戦で優勝すると最高で七段まで昇段することができます。
 このほかには、「類まれなる成績」を収めた場合に、理事会で昇段を認められたケースもあります。以前は、昇段は一段ごとで1年に1回以内と決められていましたが、2006年度からは、竜王戦の規定での昇段に限って、飛びつき昇段や1年に2度の昇段が認められるようになりました。もし、藤井聡太四段が竜王戦の決勝トーナメントで竜王に挑戦したのであれば、七段に昇段することも可能でした。
(タイトル戦)
 従来、「竜王」「名人」「王位」「王座」「棋王」「王将」「棋聖」の七大タイトルでしたが、2015年に新たに「叡王」が加わり八大タイトルになりました。従来の七大タイトルは新聞社が主催していますが、「叡王」はIT企業であるドワンゴが主催していることも特徴です。
 それぞれのタイトル戦は、持ち時間や日数、参戦できる女流棋士やアマチュアの人数などに違いがあります。また、五番勝負か七番勝負かの違いもあります。「叡王」は持ち時間に特徴があり、(A)1時間・(B)3時間・(C)5時間を第1局から第6局ではどちらかの棋士が選択し、最後の第7局は持ち時間が6時間と規定されています。
(日本将棋連盟)
 将棋界は、江戸時代には家元制度の元で世襲により名人が出て伝統と歴史を積み重ねてきましたが、江戸幕府の崩壊により家元制度は崩壊し、後継者を失くしていきました。しかし、庶民の間には将棋は根強く残り、1924年に東京の棋士が集まって「東京将棋連盟」を結成しました。これが実在の日本将棋連盟の前身です。2011年には公益社団法人になりました。
 東京以外には大阪と北海道に拠点を持ち、学校教育への将棋導入の推進や、伝統文化啓発・継承のための指導者の育成といった次世代育成基本事業を行っています。2013年には租税特別措置法に規定する要件を満たしているという認定を受けていますので、日本将棋連盟に対する寄附金は、一定の税制優遇措置を受けることができます。


               

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