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月刊 花みずき

〈エコノミックガーデニング〉
 







月刊 経営一番

〜ローカリズム宣言〜






編集後記
〜人生100年〜



業績31の原理

 

  〈エコノミックガーデニング〉 

◆エコノミックガーデニングとは
 エコノミックガーデニングとは、地域経済を「庭」に、地元の中小企業を「植物」に見立て、地域を活かして地元の中小企業を大切に育てることで、地域経済の活性化を図る政策のことをいいます。
 エコノミックガーデニングは、1980年代後半にアメリカのコロラド州リトルトン市で初めて実施された政策で、15年間で雇用を2倍以上に、税収を3倍近くに増加させるといった、地域の産業創出と雇用創出において高い成果を挙げたことで注目を浴び、2006年度版の米国中小企業白書で取り上げられました。現在では、全米の多くの都市に拡がりを見せているようです。
◆具体的な手法
 リトルトン市での取り組みは、成長志向の強い意欲のある地元の中小企業に政策を絞った支援を行っています。そして、市場規模や競合他社の情報、消費者の動向といった、企業の経営戦略に関する判断に必要な情報や、その情報を基にした分析結果を提供しています。支援ツールとして地理情報システムなども活用されています。また、中小企業間での連携や商工会議所や大学など地域内での連携を図りながら事業を進めています。
◆日本での取組み(鳴門市)
 日本では、徳島県鳴門市や静岡県藤枝市などでエコノミックガーデニングの取組みが始まっています。
 具体的には、中小企業の新しい取り組みを支えるためのネットワークの構築や、企業家同士の交流促進、地元機業ニーズに応じた支援を実施しています。行政機関、経済団体や経営者、学校や研究者、金融機関、市民団体やNPO法人などが連携や協力をすることで、地域が一体となって中小企業の新しい取り組みを支える仕組みとなっています。
 平成24年度から27年度にかけては、企業訪問・企業間ネットワーク・支援ネットワークの3つの取組みについて推進をしていました。企業訪問や企業間ネットワークの構築を通じて、市の担当者が多くの経営者から多くの情報を得られたり、地域内の各産業の状況を把握することができたりといった成果が得られたようです。28年度以降については、創業の促進や企業に対する直接的な支援策の実施が予定されており、実際に創業促進や事業拡大支援に対する補助金などの取組みが始まっています。
◆日本での取組み(藤枝市)
 藤枝市は、平成23年度からエコノミックガーデニング事業に着手しました。これが日本での最初の本格的な実施だといわれています。
 平成23年度は、経営者(産)・学校(学)・行政(公)・市民団体(民)・金融機関(金)などが一体となって、エコノミックガーデニング推進の勉強会や推進協議会の準備を進めました。そして、市内の企業への訪問・ヒアリングによって支援ニーズの把握をしたり、ホームページなど情報インフラの整備を進めたりしています。また、ビジネス支援の相談窓口「エフドア」を開設したり、異業種間や学生の人的ネットワーク作りを支援する「エフドアフューチャーセンター」を開催したりと、様々な取り組みを実施しています。平成23年度から27年度までの5年間で、総事業費は4,594万円でした。平成26年経済センサス基礎調査によると、藤枝市内の従業者数は平成24年から平成25年にかけて約5.3%増加しました。県内の従業者数0.8%増加したことと比較しても、エコノミックガーデニングの取組みによる効果がわかります。


               

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