トップページ 会社概要 経営理念 業務内容 所員紹介 アクセスマップ セミナーご案内
月刊 花みずき

〈冬場に気をつけたい食中毒〉
 

〈後継者は社外経験を〉

〈どんぶり勘定会社の決算書〉



月刊 経営一番

〜Leadership〜






編集後記
〜ボーっと生かされている日本人〜



業績31の原理

 

  〈冬場に気をつけたい食中毒〉 

 食中毒というと夏場に発症するイメージを持たれる方もいらっしゃると思います。しかし、冬場にも食中毒は発症します。今回は、冬場に発症例が多いノロウイルス感染症とアニサキス症について取り上げます。
◆ノロウイルス
 ノロウイルスは、1968年にアメリカのオハイオ州ノ―ウォークの小学校で集団発生した急性胃腸炎の患者のふん便から検出されたウイルスで、ノ―ウォークウイルスと名づけられました。1972年には電子顕微鏡によって、比較的小さな球形のウイルスであることがわかりました。
 日本では、厚生労働省が1997年から「小型球形ウイルス食中毒」として、発生状況の集計を行っています。2004年に福山市の高齢者福祉施設で発生した集団感染によって、ノロウイルスは有名になりました。
 ノロウイルスに感染すると、感染性胃腸炎を引き起こし、下痢や嘔吐、発熱や筋痛などの症状があらわれます。下痢による脱水や吐物による窒息といったことにも注意が必要です。ノロウイルスの増殖を抑えるといった治療法やワクチンは確立されていないので、発症した場合は整腸剤や痛み止めなどの対処療法を行います。
 (感染経路と予防方法)
 ノロウイルスは、患者のふん便や吐物を触った人の手から二次感染したり、汚染された牡蠣や二枚貝を十分加熱しないで食べたりといった、経口感染が主な感染経路です。また最近では、飲食店の調理従事者といった食品取扱者が感染しており、その人を介して汚染した食品を食べることで感染したという事例が増加している傾向にあります。
 ノロウイルスによる胃腸炎は、年間を通して発症していますが、特に冬場に多く発症しています。月別の発生状況をみると、年間の発生数の約4割が12月と1月に集中しています。
 ノロウイルスは熱に弱く、85℃〜90℃で90秒以上加熱することで、食品中のノロウイルスの活性を失わせることができます。生鮮食品は充分に洗浄することや、調理や食事の前にはしっかり手を洗うことが、ノロウイルスの感染を予防することにつながります。特に、ノロウイルスに汚染されている可能性が高い牡蠣や二枚貝を扱うときは、注意しましょう。また便や吐物、それらで汚れた服などはマスクなどをして触れるなど、二次感染を防ぐことも重要です。
◆アニサキス症
 アニサキスとは、長さ2〜3p、幅は0.5〜1oくらいの白色の寄生虫です。アニサキスの幼虫は、サバやアジ、サンマ、イカなどの魚介類に寄生します。寄生している魚介類が死亡すると、アニサキス幼虫は内臓から筋肉に移動します。
 アニサキス症は、アニサキス幼虫が寄生している生の魚介類を食べて、アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に入り込むことで、食中毒を発症します。アニサキスによる食中毒を発症すると、みぞおちに激しい痛みや嘔吐を生じます。
 (予防方法)
 アニサキスによる食中毒を予防するためには、まずは購入する魚介類の鮮度を確認し、新鮮な魚介類を選ぶことが大切です。一匹丸ごと購入した場合は、すぐに内臓を取り出してください。アニサキスはウイルスと違い、目視で確認することができます。また、マイナス20℃で24時間以上冷凍するか70℃以上で加熱することも、予防法としては有効です。一般的な料理で使う食酢での処理や塩漬け、醤油やわさびを付けてもアニサキスは死滅しませんので、ご注意ください。


 

  〈後継者は社外経験を〉 


 息子のことで相談します。私は二代目社長です。近隣の不動産仲介、自社所有のアパート・店舗の賃貸(当部門で従業員2名とアルバイト2名)の他、補修を中心とした工務店(従業員5名)経営しております。
当社の業績は安定しておりますが、私の身体は少し弱ってきています。来春、息子は大学を卒業しますが、直ちに入社して手伝ってくれることに同意しています。
このように卒業後すぐに入社させ育てていこうと思いますが、いかがでしょうか。


 質問の主旨は、入社前にご子息に他社経験をさせなくても良いのではないか、という点と考えます。お気持ちは分からないこともありませんが、答は明確にノーです。
その理由は、以下のとおりだからです。御社の場合、小規模といえども9名からの従業員を使用している、れっきとした経営組織体です。そして、経営組織の集団の長として求められるリーダー(経営者)の基本的要件は、経営の規模に関係ないものです。
この要件の中でも、とりわけ大切なのが「人を使う」という要件です。なお、企業経営は、人・物・金の3要素で、これを効率よく運営することといわれますが、人使いの面は、他の面よりも重視されます。
ところで、“人を使う”ということは、使われる人の気持ちを明確に把え、先手、先手と手を打っていくことではないでしょうか。そして、使われる人の気持ちを理解するには、実際に他人に使われた経験をしない限り理解でしません。
以上からご理解いただきたいのは、ご子息を即入社させることのまずさは、この点にあるのです。
他社修行(3〜5年)で体得することを強くお勧めしたいと思います。


 

  〈どんぶり勘定会社の決算書〉 

 どんぶり勘定の中小企業決算書を見ますと、貸借対照表では、過大な現金勘定と社長への貸付金・立替金・仮払金(これらの勘定科目を雑勘定と言います)の金額が大きいことが特徴にあげられます。
 なぜ、過大な現金勘定が発生するのか?
 例えば、@社長が普通預金から100万円引き出し、A経理担当者に領収書80万円分を渡す。
 すると、現金20万円については、実際には支払われているにもかかわらず、経理の方は領収書がないため、帳簿上だけ現金勘定に残っている(どんぶり勘定)、処理となります。
 金融機関・融資担当者は、過大な現金勘定や雑勘定が大きな数字の会社を警戒します。


               

Copyright (C) 2003 安蒜俊雄事務所 All Right Reserved.