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月刊 花みずき

〈高齢化社会の労災〉
 

〈オフィスの防寒対策〉





月刊 経営一番

〜日本はすでに侵略されている〜






編集後記
〜2020年、希望の年を迎えて〜



業績31の原理

 

  〈高齢化社会の労災〉 


(高齢者雇用)
 日本では、平成6年に60歳未満を定年とすることを禁止する法律が施行されてから、事業主が従業員の定年を定める場合には、定年年齢を60歳以上としなければなりません。そして平成25年4月に、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」の一部改正法が施行され、定年年齢を65歳未満に定めている事業主については、「65歳までの継続雇用制度の導入」または「定年の廃止」のいずれかを選択しなければならなくなりました。継続雇用制度とは、雇用している高年齢者本人が希望すれば、定年後もその人を引き続き雇用する制度です。定年を65歳に引き上げることを義務化されたわけではありませんが、希望者全員の雇用を継続しなければなりません。
  
(労災の高齢化)
 継続雇用制度が導入されたことで、高年齢労働者の労働災害も増加しています。
 厚生労働省の「労働者死傷病報告」によると、平成27年における休業4日以上の労働災害の発生件数は約11万件で、そのうち5万件以上を50歳以上の労働者が占めていました。60歳以上に限ってみると、平成27年度は約2万7千件発生し、平成元年と比べて件数は減少していません。一方、労働災害全体の発生件数は平成元年と比べると半数に減少していることから、労働災害全体に高齢者の割合は増えているといえます。
  
(業種別の労災)
 厚生労働省は昨年5月に、平成30年の労働災害発生状況を公表しました。これによると、休業4日以上の労働災害の発生件数は約12万7千件で、前年と比較して約6%増加しました。これを業種別にみると、社会福祉施設(9.2%増)や小売業(7.7%増)、陸上貨物運送事業(7.6%増)の増加が目立ちます。労働災害というと建設業や製造業に多いイメージがありますが、近年、介護施設やコンビニなどの小売業で増えているのは労働者の高齢化が影響しているからといえるでしょう。
 事故の型別をみると、転倒(12.4%増)や高所からの墜落・転落(4.2%増)、動作の反動や無理な動作による腰痛(4.8%増)が目立って増えているようです。製造業についての平成25年の調査でも、50歳以上は転倒や墜落・転落の割合が高く、加齢に伴う身体的・精神的機能の低下によって労働災害が発生しやすくなっていることが伺えます。
  
(労災に対する企業の取組)
 味の素株式会社川崎事業所では、高年齢パート労働者が工場の生産ラインで重い物を取り扱うことで発生する、転倒や腰痛といった労働災害を防止する対策を実施しています。この工場は冷凍食品を取り扱うので、床に霜が付着したり油や粉などが飛び散ったりして、床が滑りやすくなることが発生の原因でした。そこで、工場内に近赤外線照射装置を取り付けて床に霜が付着しないように改善することや、滑りにくい靴底の靴を採用することなどの対策を講じました。また、滑りやすい床を歩く体験を従業員にさせることで転倒の危険性を実感してもらったり、身体機能低下のセルフチェックを行うといった社員教育も実施しています。
 トヨタ自動車では、平成24年時点で60歳以上のライン業務従事者は326人でした。これが10年後には1,500人に達し、その後も増加すると見込んでいます。そこで平成25年度から、「いきいき健康プログラム」を実施しています。
 このプログラムは、転倒や腰痛などに特化した高年齢者対策ではなく、工場ラインの業務に従事できる体力レベルを維持することを目的としているところに、特徴があります。

 

  〈オフィスの防寒対策〉 


 1年で一番寒い季節がやって来ました。オフィスワーカーの皆さん、仕事中の防寒対策はどのようになさっていますか。
 エアコンがないというオフィスはほぼないでしょう。しかし、設定温度は会社によってきめられている場合もあり、また人それぞれ適温は違うものです。
 特に一日中パソコンに向かって座りっぱなしの場合、体全体が凝り固まり、血行も悪くなって余計に冷えてしまいます。冷えを我慢し続けることは体にも良くなく業務効率を下げます。企業としても早めに働きやすい環境を整えましょう。
  
(体を外側から温める)
 寒さは大体足元から感じるものです。足元を温めるグッズをご紹介します。
・足元ヒーター
 床において足を乗せるもの、机の裏側や引き出しの側面に貼り付けるパネル型のもの、コの字型の薄いパネルを立ててひざ下全体を温めるもの等、様々な形があります。
・ひざ掛け、座布団
 USB電源で発熱するタイプのものがより暖かくおすすめです。
・カイロ
 使い捨てカイロもありますが、最近は充電式カイロが色々でていておすすめです。表面温度が選択できるものもあり、かじかむ指先を温めてくれます。
  
(体を内側から温める)
 暖かい飲み物で体を内側から温めましょう。ただし、コーヒーや緑茶など体を冷やす飲み物もあります。紅茶やウーロン茶、生姜湯等の体を温める飲み物を選びましょう。
  
(体を動かす)
 時々は立って、ストレッチで凝りやすい肩回りをほぐしたり、ふくらはぎを伸ばしたりして血行をよくするようにしましょう。寒さ対策になるだけでなく、気分がすっきりして仕事もはかどりますね。
  
(国民の祝日)
 令和2年、2020年が始まりました。今年はいくつかの国民の祝日が変更となります。
 まず、お代替わりにより天皇誕生日が2月23日となります。今年は23日が日曜日のため、月曜日が振替休日です。
 また東京オリンピック・パラリンピック等の開催に伴い、例年7月の第3月曜日にあたる「海の日」は、オリンピック開会式前日の7月23日に、10月の第2月曜日にあたる「体育の日(令和2年以降、スポーツの日と名称が改められます)」は開会式当日の7月24日に、さらに8月11日にあたる「山の日」は閉会式翌日の8月10に変更され、こちらは4連休・3連休となります。
 企業にとっても従業員の出勤日の調整が必要かと思います。1年間の予定をあらかじめ決定して経営に穴があかないように注意が必要です。

               

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