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月刊 花みずき

〈役員又は使用人と会社間の金銭消費貸借の注意点〉
 
〈歌舞伎とビジネス〉


〈社内勉強会〉


〈何にお金をかけるべきか〉

月刊 経営一番

安蒜会計通信~経営一番U~VOL.004









業績31の原理

 

〈役員又は使用人と会社間の金銭消費貸借の注意点〉


 会社が役員又は使用人と金銭消費貸借契約を結び金銭の貸し借りをする場合、課税関係はどうなるのでしょうか。
 税法では、課税公平の見地から一定の規制をしていますので、そのポイントを以下、整理してみます。

T 会社が役員等に貸す場合
1 「認定課税」有り……
 会社は利益の追求を目的とする営利法人ですから、取引をする場合には、常に経済的合理性が要求されます。
 したがって、会社が役員又は使用人にお金を貸すときは、「適正な利率」により利息を徴収すべきであり、仮に無利息又は低利による貸付を行ったときは、会社の経済的合理性に反する行為として、適正利息との差額に相当する部分については、税務上は会社が受け取ったものとみなされ、収益に計上されます。
 これを「認定課税」といい、法人の場合には認定課税があります。

2 適正な利率……
 (1) 会社が他から借り入れて貸し付けた場合……その借入利率
 (2) その他の場合……貸付けを行った日の属する年に応じた次に掲げる利率
  ・平成22年から25年中に貸付けを行ったもの……4.3%
 ・平成26年中に貸付けを行ったもの……1.9%
 ・平成27年から28年中に貸付けを行ったもの……1.8%
 ・平成29年中に貸付けを行ったもの……1.7%
 ・平成30年中に貸付けを行ったもの……1.6%
 ・令和元年中に貸付けを行ったもの……1.6%
 役員又は使用人に無利息又は低い利息で金銭を貸し付けた場合には、原則として前記の利率により計算した利息の額と実際に支払う利息の額との差額が給与として課税されることになります。

3 無利息等で貸し付けた場合(例外)……
 役員又は使用人に無利息又は低い利息で金銭を貸し付けた場合で、次の@からBのいずれかに該当する時は、例外として課税しなくても問題ありません。
 @ 災害や病気などで臨時に多額の生活資金が必要になった役員又は使用人に、その資金に充てるため、合理的と認められる金額や返済期間で金銭を貸し付ける場合
 A 会社における借入金の平均調達金利など合理的と認められる貸付利率を定め、この利率によって役員又は使用人に対して金銭を貸し付ける場合
 B @及びA以外の貸付金の場合で、前記2で計算した利息の額と実際に支払う利息の額との差額が一年間で5,000円以下である場合

4 契約上のポイント……
 会社が役員又は使用人にお金を貸す場合は、少なくとも契約書に次の事項を明記しておく必要があります。
 @ 当事者の氏名
 A 貸付金額と交付日
 B 返済期限・返済方法
 C 利率
 D 契約日

5 会社法上の問題……
 役員が会社と自身の利益が相反する取引を会社に行わせることを利益相反取引と言います。
 金銭消費貸借(直接取引)は、会社法356条により、株主総会での承認を受けなければなりません。
 なお、取締役会設置会社においては、取締役会の承認を得ることが必要になります。

U 会社が役員に借りる場合
1 原則「認定課税」無し……
 個人の場合は、会社と異なり、常に経済的合理性に基づいて取引をするものではありません。
 したがって、役員が会社にお金を貸付けても、当然利息を徴収すべきという考え方はとられていませんので、特殊事情がない限り認定課税はないと思われます。
2 利率が高いケース……
 役員に対して、通常より高い利率により利息を支払った場合、適正な利息部分は支払利息となりますが、それを超える部分は法人税の計算上「役員報酬」となり、会社側にその役員報酬に対する源泉徴収の問題が発生します。
 また、この役員報酬を加えたところで、その役員報酬が過大であるかどうかが判定されることになります。

 

〈歌舞伎とビジネス〉 


 歌舞伎をご覧になったことがありますか?言わずと知れた、日本が世界に誇る伝統文化ですね。
 マイクロソフト日本法人の元代表取締役社長である成毛眞氏は、同社の社長職を退いてから歌舞伎をよく観るようになったそうですが、なぜ誰も教えてくれなかったのかと思うほど面白さに引き込まれ、特に自身と同じビジネスパーソン必須の教養であるとして、「ビジネスマンへの歌舞伎案内」という本を出版しています。
 さて、冒頭で「日本が世界に誇る伝統文化」と言いましたが、歌舞伎はご存知の通り松竹株式会社という一民間企業が運営する興行です。
 大相撲や文楽のように、公益性が認定された公益財団法人の運営でもおかしくないはずですがなぜでしょうか。
 江戸時代から、歌舞伎は各劇場が独自に興行を行っていました。そんな劇場のひとつである京都の祇園館という劇場に、売店を営む家の子どもである松次郎・竹次郎という双子の少年がいました。2人は明治23年の正月に、当代きっての名俳優、九代目市川團十郎・初代中村鴈治郎の舞台を見て、芝居に一生を捧げる決意をしたそうです。
 その後歌舞伎を主とした演劇の興行を自ら行うようになり、次々と劇場を買収、そして昭和4年、すべての歌舞伎興行を2人が興した松竹という会社が行うようになったのです。また、文学座の経営危機を受け、昭和38年の国家献納まで約半世紀の間、文学を支えていたそうです。
 現在、松竹の直営劇場は4つ、歌舞伎座・新橋演舞場(東京都)・大阪松竹座(大阪府)・南座(京都府)です。もし機会があれば、敷居が高いと躊躇せずぜひ足を運んでみて下さい。

参考文献:松竹株式会社HP

 

〈社内勉強会〉


 仕事上、今必要なスキルを学ぶのが「研修会」とすれば、将来を見据え学ぶのが「勉強会」でしょうか。
 差し迫っていないだけにモチベーションの維持が難しく、運営側の準備の手間・負担に対し参加者がどれだけの興味をもって意欲的に学んでくれるのか相応のものがなければ、準備するだけ時間の無駄で勉強会を開く意味はあまりないでしょう。うまく参加者の興味を引き、短時間でも継続的に開くことができれば、社内活性化、人材育成等多くのメリットをもたらしてくれるでしょう。
 勉強会を通じて従業員同士よく知り合うことができれば、それだけ仕事も円滑に進められ、ひいては会社のお客様への質の高いサービスにつながります。そのような時間が取れない場合は、各々が空いた時間に少しずつでも勉強ができるよう、動画教材を用意しておくのもいいかもしれません。

 

〈何にお金をかけるべきか〉


 自分の持ち物で、何にお金をかけるべきか?ひとつ普遍的な答えがあるとすれば、それは「毎日」そして「長時間」使うものではないでしょうか。
 どんな職業であっても、誰もが毎日長時間使うものと言えば、一番はやはり寝具でしょう。
 日本人の平均睡眠時間は、調査により異なりますが、おおよそ7時間前後だそうです。
 この間ずっと体を預けているわけですから、快適な眠りをもたらす為には寝具の働きが重要です。
 自分に合った寝具を選び睡眠の質を上げることは、健康の維持に直接つながります。
 健康であり続けることは、幸せな職業人への大きな一歩です。

               

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