ToTは「Internet of Things」の略で、インターネットに繋がる様々なモノを指します。
インターネットにつながるモノとしてはパソコンやスマートフォンなどがイメージされやすいですが、それだけに留まりません。冷蔵庫などの白物家電や家屋といった建物もインターネットに繋がるようになります。
例えば電気ポットは、ポットの電源を入れたり給湯したりすると、離れて暮らしている家族のスマートフォンなどへ動作状況が伝達され、このことが安否確認などに利用されています。また建物のToT化としては、インターネットを通じて電力価格を受信して、電力価格が安い時に太陽光発電などで発電した電気を蓄電池に貯めておき、電力価格が高い時に蓄電池から売電するといった、電力制御システムが挙げられます。
株式会社MM総研の調査によると、2019年における国内のToT市場規模は、6,000億円を越えていました。これが2023年には1兆9,000億円に拡大することが見込まれており、年平均成長率は30%以上となる見通しです。
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