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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.107   2004年1月

♪大切なのは「愛嬌」・・・

故・松下幸之助氏が私財70億円を投じて1979年に設立した(財)松下政経塾。さる11月9日に行われた衆議院総選挙では、18人から26人へと塾出身代議士の議席を大幅に増やし、塾創立25年の節目にふさわしい結果となった。あまり知られていないことだが、塾の採用基準が面白い。その基準は、「愛嬌がある」と「運がありそう」なのだ。

◆松下幸之助は「愛嬌」で人を選んだ
50人の政治家を輩出した松下政経塾は、いまや早大雄弁会と肩を並べる政治家の登竜門となっている。
研修期間は3年間。 剣道、茶道といった体力・精神修養をはじめ、プレゼンテーションやディベート、政治学などのカリキュラムをこなし、各自が定めた研究テーマに即した実践活動を行う。これらの研修費は塾が負担。さらに、月額20〜25万円の研修資金に加え、年額100万円程度の活動資金も支給される。
と、このように学びの場としてはいたれりつくせりの環境にもかかわらず、松下政経塾への応募条件は、22歳〜35歳という年齢制限のみ。学歴や資格など、いわゆる一般的に問われるような経歴は無関係だ。

そのため、塾生を選考する際には、論文や学科試験といった筆記型の試験だけでなく、面接が重視されている。そこで問われるのが「運と愛嬌」というわけだ。

なぜ、そのような採用基準が生まれたのか。塾頭の古山和弘氏は、こう語る。
「松下政経塾は、いわば前例のない私塾。設立時は、何もかもが手探りの状況で、真のリーダーを育てるには、どのような人を採用して、どのように教育すればいいかということから始めなければならなかった。

そこで、当時の選考委員が松下幸之助氏に何を採用基準にするかと意見を求めたところ、一言。「運のよさそうな人がええなぁ。それに、愛嬌のある人やな」。そんな答えが返ってきた。尋ねた選考委員本人もびっくりしたという。

◆仕事ができるだけでは限界がある
「運と愛嬌」。松下氏が掲げた採用基準は、ただ、それだけ。しかも、なぜ、運や愛嬌を選考の柱にするのかという説明が一切なかった。
古山氏自身も第3期の卒塾者で、月に一度、松下氏本人から講義を受けた一人。松下氏の言葉を思い起こしていくと、これら2つの力を大事にした訳が納得できたという。

「松下氏は一人の独占的な知恵ではなく、多くの人の知恵を集めるという意味で「衆知を集める」をリーダーの条件としてあげていました。成功の要因はといえば、「学歴・金・健康がなかった」こと。だからこそ、知識のある人に話を聞く、お金の大切さを知る。病弱ゆえ率先できないから、まかせる気持ちになったのだと。

普通に考えればマイナスの出発だったため、人を集めることで生まれる個人の力を超えた力の大きさを体感したのでしょう。
人を引きつける力があれば、知恵だけでなく、情報、資金、仕事を得るチャンスも自ずと巡ってくることを、愛嬌と運という象徴的な言葉で表したのではないでしょうか」。 経営の神様といわれた松下幸之助は、人心掌握の天才でもあった。

「塾に宿泊した折、風呂の世話を申し出た塾生に「それはありがとう。でも、恥ずかしいから、いいよ」と、心遣いを見せた。トップの人間が修行中の人間にまで『ありがとう』と言える凄さ。言われた人間は『また何かしてあげたい』という気持ちがわいてきます。言葉だけではなくほんとうに恥ずかしそうだったりするから、怒ったときは怖い人でも「可愛げ」を感じてしまったりするのでしょう」(古山氏)

   次月つづく (ニュース出所 宝島 1月号  予測エイジ 2003.12)  

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