トップページ 会社概要 経営理念 業務内容 所員紹介 アクセスマップ セミナーご案内
月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.108   2004年2月

◆ 盛田昭夫は愛嬌で成功した

「日本の重役」などを著書にもつ経営学者の野田一夫氏(多摩大学名誉学長)は、かつて松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫という日本を代表する経営者たちにインタビューを行った。彼らに共通する、経営者として成功する条件を探るのが目的だったが、野田氏はその結論を次のように語っている。曰く「成功した経営者に共通する点はなかった。唯一彼らに共通してあったのは、天与(生まれ持った)愛嬌」だと。

ところで、ビジネスマンにとって必要な愛嬌とは、どのようなものなのだろうか?示唆となるエピソードを、会計ソフトで有名な弥生株式会社社長の平松庚三氏に聞いた。

平松氏は読売新聞社、ソニーを経て、アメックスやAOLジャパンの重役を歴任。03年3月、インテュイットの日本法人MBO(経営者による買収)によって弥生を設立、目下4期連続増収増益と絶好調だ。読売新聞、ソニー時代は渡辺恒雄氏と盛田昭夫氏の両氏から格別に可愛がられた平松氏は、「ビジネスマンは人間的にチャーミングであることが何よりも大事。それが盛田さんから頂いた一番の教えでした」と語る。

「盛田さんは常にネアカでなければいけないといつも言っていた。私が"いつもネアカは無理ですよ"と言うと"そんなときはネアカのフリをする。フリをしていると騙されて本当にネアカになり、いいアイデアが浮かんでくるんだ"。この話を盛田さんから何回も聞きました」。

そんな盛田氏のチャームさがビビットに伝わってくるエピソードがある。それは今から20数年前、ソニーがスイスの証券市場に上場することになり、現地の高級ホテルで行われたレセプションでの出来事。

恒例の鏡開きのため日本から酒樽が届いていた。通常、鏡開きは事前に蓋の板をバールで割ってまた元に戻しておく。木槌で叩くだけでは絶対に蓋は割れないからだ。しかし、このとき手配ミスで蓋が割れていなかった。そのときに鏡開きの土壇場で気付いた盛田氏は、平松氏に大きなハンマーを持ってくるよう指示した。木槌を叩く役はジュネーブ市長と駐スイス日本大使と盛田氏の3人。「大勢のマスコミを前に、盛田さんは"では思いっきり叩きましょう"と言い、3人で木槌をカンカン叩きましたが、やはり全然割れない。

そこで盛田さんはハンマーを取り出し、白髪を振り乱し、叩きまくった。やがてメリ、メリバカーン!と蓋が割れ、日本酒が周囲にドーンと飛び散った。盛田さんは汗と酒にまみれながら、満面の笑みで大きなガッツポーズを決めた瞬間、拍手喝采を浴びたのです。あのポーズの瞬間は本当にチャーミングでしたね」。

                         次 へ

 
          

 


Copyright (C) 2003 安蒜俊雄事務所 All Right Reserved.