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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

「天の貯金」村上和雄先生

先日、筑波大学名誉教授のご講演を聞かせていただいた。先生はDNA解明の世界的権威。世界に先がけ、高血圧の黒幕である酵素「レニン」の遺伝子解読に成功し、一躍世界的な業績として注目を集めた方である。ノーベル賞の候補者としても注目されている方である。

生命科学の研究は、今素晴らしい勢いで進んでいるようだ。2010年ごろまでには、ヒトの全遺伝子暗号の解読が完了するとのこと。人間は自分の体の設計図を解読する技術を手にしたのだ。この遺伝子の解読で生命の謎が解けると期待され、しかし、解読が進むにつれ、話はそう簡単ではないことも分かりつつあるようだ。生命の仕組みは、全く驚くほど不思議なことばかりで、人は「生きる」などと簡単に言うが、自分の力だけで生きている人は、地球上に一人もいない。それぞれの遺伝子は、見事な調和の元で働いている。ある遺伝子が働き出すと、他の遺伝子はそれを知って手を休めたり、一層作業のピッチを上げたりすることで、実にうまく全体の働きを調整しているとのこと。

このような見事な調整がたまたま偶然に出来たとはとても思えず、この見事な調整を可能にしているものの存在を、サムシンググレート(偉大なる何者か)と呼んでいらっしゃる。
数々の研究成功の裏側には、サムシンググレートの存在があり、「天の貯金」の教えのお陰とのお話があった。あらためて、生き方を問われた気がする。壮大な投資ではないか、感動した。

「天の貯金」の教え

私たちが子供の頃は、日本全体が今のように豊かではありませんでしたが、その中でも私の家はかなり貧しいほうで、おもちゃもろくに買ってもらえず、高校時代は修学旅行にも行かせてもらえませんでした。 家には祖母がいて、祖父が早く亡くなったため、家長のような存在でしたが、その祖母が口癖のように言っていた言葉があります。
「うちは天に貯金をしているからね」
母も同じことを言いました。「今修学旅行へ行けないのはつらいかもしれないが、うちは天に貯金をしているから、おまえは将来、きっと世界中を旅行できるようになるよ」 しかし、まだ子供だった私は、この言葉に不満で、「天の貯金なんかより、少しは自分にも貯金してくれないかな」と思ったものでした。 ところが、いま思い返してみると、海外渡航がまだむずかしかった時代にアメリカ留学ができ、その後も数回も外国へ出かけて、なんのことはない、ちゃんと母親の言葉どおりになっているではないですか。

「天に貯金する」とは、 たとえば、今ここにいくばくかのお金があった場合、そのお金を自分のためだけに使うのではなく、世の中の人のために使っておけば、あとで一千倍にも、一万倍にもなって返ってくるという意味です。 「情けなは人のためならず」という諺もありますが、その見返りも、自分の代だけではなく、子供や孫の代になって戻ってくればいいではないか、という考え方です。 人生も同様で、いまはどんなに苦しくても、将来の収穫のための準備を怠ってはいけないということを、祖母は「天に預けておく」いう表現で私を諭していたのです。

自分のしていることを、自分一代限りで考えるのは間違いです。自分が切った身銭が、自分には戻ってこない場合もあります。でも、自分がここまでくることができたのは、先人がしておいてくれた貯金の恩恵を受けたからです。そして、自分の貯金は、いつか必ず子や孫、あるいは社会の誰かの役に立っていきます。(「いのちのバカ力」より抜粋)

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