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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.111   2004年5月

…金融機関・融資担当者の見る危ない社長… その2

金融機関の融資担当者は、多くの中小企業経営者の方と接しています。 その融資担当者が見て「何となく危ない社長だな」という感じを受ける人がいる、と言います。 では、危ない社長とはどういう社長でしょうか。

■ ジェントルマンな社長

ジェントルマンな社長は二代目、三代目に多くみられます。もちろん、二代目、三代目社長が危ないというつもりはありません。 創業社長は仕事には厳しいが、自分の子供には甘い傾向があるようです。 その結果、青年会議所主催のセミナー等を聞いて、自分が意欲ある経営者、資質もそこそこ持ち合わせていると錯覚する二代目も出てきます。このような二代目社長は、親の影響力が残っているうちは、恰好のよいジェントルマンでいられます。しかし、中小企業の経営は、大変な修羅場を経験することが必ず出てきます。

老舗割烹料理店であるK店は、団体の新年、忘年会を始め、会社の記念行事等で地元の人によく利用されます。しかし利用客の中には、「値段の割には料理はたいしたものが出ないし、接客が悪い」と言う人が年々増えてきました。従って、会合をホテルとか他地域の料理店に代えるお客も出てきました。

経営者のKさんは、懇意にしている不動産業者に勧められ、以前から所有していた土地にマンションを建てたところ、それが命取りになり倒産しました。再建支援の地銀担当者は、倒産の真の原因は、Kさんがダラシナク働いている古くからいる従業員たちを厳しくしつけなかったから、と指摘します。

■ 一か八かの勝負をする社長
融資担当者は、話を聞いて非常に危険を感じます。本人は、現状を一気に打開することはこれしかないと思い込み、うまくいく方に賭けてはいるものの、一抹の不安を抱いています。

中小貿易会社勤務のYさんは、会社の将来性のないことに見切りをつけ、ペットフード店(従業員1名、パート2名)を開業。 商店街の外れ、住宅街と接する8坪の店です。獣医に依頼し、2週間ごとに1日、無料でペット診断することがうけて(獣医への謝礼はYさんの支払い)徐々にお客が増えてきました。

種々の努力も5年ほど経つと、売上げは横這いになってきました。ちょうどその時、付近の16坪の店が空き、Yさんは勝負時と判断…。現在の固定客の要望を聞き、品揃えしていけば売上げは大きく伸びる…。 こうなると売上げを伸ばしたい、販売量を増やしたい、しかも、自分が頑張れば達成できると、欲はふくらむ一方です。新しい店では、産地直送の米、バッタもののお菓子、どういうわけか電池、キーホルダーも販売しました。

中途半端なバラエティーショップの感じの店が、商店街の専門店である米屋、菓子屋、アクセサリー店等に対応できるはずがありません。現在のYさんの店は、問屋から現金取引にしてもらいたいと交渉されています。

■ 質問をハグラカス社長
融資担当者が訪問すると、社長が変に明るく対応してくれます。 聞いてもいないのに商品の販売状況、かなり前にとった壁に架けた感謝状を指さしながら、いかにも儲かっているように話します。

融資担当者としては、あらかじめ預かっている決算書等の資料から質問を決め、この質問に対する答えがこうであればよい、といったシュミレーションを描いています。従って、その点を問うと突然、「これまではそうであったととらえられても止むを得ません」とあわてて答え、話をハグラカシ「この計画をみて下さい」と今後の計画を長々と説明します。

しかも、業界での同社の位置を話すならともかく、「景気は政府発表のとおり上向きそうですネ」等話があっちに行ったり、こっちへ来たりで、融資担当者の最低限知りたい情報にも触れません。このようなときは、すでに会社の経営者はかなり苦しい状態になっているのです。社長の頭の中は資金繰りのことで一杯です。悪い状態を何とか気付かれないようにするため、話をハグラカスのです。

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