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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.117   2004年11月

※ 経営の独裁型と民主的組織型

 組織運営において、独裁型と民主的組織型の是非について論じられることがありますが、どちらも一長一短があります。危機に強いのは独裁型組織と言われています。独裁型組織にとってはリーダーの意思が組織の意思であり、リーダー個人の決断だけで組織が動くのですから、当然のことながら経営も機動的になり、外界への適応力も高いという長所もあります。危機を乗り越えるためには、最も適した経営方法と言われる所以です。

 優れたリーダーであれば、たとえ独裁的な権力を振るったとしても、権力を濫用することは極力避けるはずですし、また組織を私物化することもないはずです。 人事権を含む全ての権力をリーダーが独占しているのが独裁型であるのに対して、民主的組織型では、リーダーは人事権は保有しますが「権限と責任の委譲」が行われ、各部署に権限と責任を委譲することで運営の効率化を目指します。この方法の弱点の一つは、危機への対応力の弱さです。平時は民主的組織型であっても危機に直面した場合は、リーダーが前線に立って命令を下す独裁型にシフトした方がいい場合もあります。

 常にワンマン経営の独裁型ではメンバーのやる気がなくなってきますし、イエスマンだけの弱い組織になってしまう可能性があります。かといって民主的に傾きすぎると各部署が権限を振り回して収拾がつかなくなったり、組織の統一がなくなってしまう事態も起こり得ます。やはり、ほどほどがいいのであって、そのブレンドの仕方は組織ごとに違ってきます。

  このように、独裁型と民主的組織型のどちらが良いかは一概に言えませんが、現代日本のように民主主義が普及した社会では、ともすればワンマン経営は「反動的」「封建的」などというレッテルが貼られがちです。しかし、経営という観点から見たとき、独裁型の組織運営は決して不合理なものでもありませんし、また欠陥だらけのものでもないのです。

※言葉以外のコミュニケーションこそ重要

 コミュニケーションというと、「話す」「聞く」「書く」「読む」といった言葉による言語コミュニケーションのことがすぐ頭に浮かびます。しかし、言語コミュニケーションだけでは完全ではなく、むしろそれを補足する非言語コミュニケーションの部分が極めて重要だといわれています。

  ある研究によると、二者間の対話では、言語コミュニケーション(言葉)によって伝わるものは全体の35%にすぎず、残りの65%は、話しぶり、動作、ジェスチャーなど、言語以外の手段によって伝えられるとしています。「頑張れよ」と気軽に声をかけたときと、手を強く握りしめ、目を見つめて「頑張れよ」と強い口調で声をかけたときとでは確かにインパクトが違います。

  経営者やリーダーともなれば、正確に言葉を伝達することはもちろんですが、非言語の手段を上手に使い、思いを浸透させていかなければなりません。

※ 『合成の誤謬』

 経済学には、「合成の誤謬(ごびゅう)」という有名な概念があります。誤謬とは「あやまり」「まちがい」の意味で、一つ一つは正しいことであっても、それが集まると(合成されると)間違いになるということを意味します。

  例えば、個人生活では、無駄遣いをせずに貯金することは正しいこととされています。しかし、世の中の人が無駄遣いを一切やめて収入をどんどん貯金してしまったとしたら、モノは売れなくなり景気はたちまち冷え込んでしまうでしょう。企業の収益は悪化し、そこで働く人たち、つまりせっせと貯金をしていた人たち自身の生活をも直撃することになります。

  つまり、個人レベルでは貯金は「善」であっても、その行為が社会全体で合成されてしまうと「悪」になってしまう。まさに、合成の誤謬が生じることになります。

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