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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.120   2005年2月

《繁栄のヒント》  安売りだけでは長く続かない

今日の経営事象は経済学だけでは説明できないし、解決もできない。これまでの経済学が生産者側の発想でできていて、消費者側からの発想・視点に欠けているからだ。そこで近年では、「台所からの視点」「生活者からの発想」などと言うが、実際には、「台所からの視点」でモノを言える人はほとんどいない。当の主婦の中にもいないのが実情だ。

■消費は楽しく明るく、美しく上品なもの
こっちの店が安いとか、まとめ買いがよいとか言うのは、一見「台所からの視点」でモノを言っているようだが、実は相変わらず生産者の経済学を台所に持ち込んできているに過ぎない。それを賢い消費者、賢い消費行動などと言っているが、大間違いである。

本来、消費は楽しく明るく、ときに美しく上品であるものだが、その視点が消えている。今般の"ダイエー問題"を眺めると、やはり商売は安売りだけでは長く続かないといえよう。

かつて私は創業者の中内さんに、「社員が歳をとって高収入になり、贅沢をしたくなったらどうするおつもりですか」と聞いたことがある。中内さんは、「まだ考えていません」と言った。

私が言いたかったことは、収入が増えた中高年のダイエー社員と、ダイエーに来るお客さんとの間に、消費に対する感覚や考え方にギャップが出てきて商売はうまくいかなくなる、ということだ。つまり、ダイエーが安売りを続けるなら、中高年になった社員は全員クビにして、若い社員に取り替えなければならない。もし社員が大事と言うなら、ダイエーも「デパート化」して、社員より裕福な人をいつも客にしなければならない。そうしないと社員が客を見下すようになる。その逆もある。客が高級志向・本物志向になっているのに、店側が相変わらず安上がりの店員を並べているのもよくない。

■量の経済から質の経済へ
我が家でも近頃、産地直送の取り寄せが増えた。地方に出かけて地元の特産品を頂戴し、それがおいしいと家人はラベルを見てすぐに電話をする。連絡先がわからなければ県庁に電話すると、直ちに商工部の地元特産物振興担当に取り次いでくれ、そこから地元の農協などに連絡してくれる。ときには農家にもつながる。

三位一体の地方財政改革の効果だと思うが、それが「小売業の流通革新」につながっている。 それで数日後には、我が家に商品が届く。新鮮で旨い。こちらは年寄り夫婦で、いまさら節約しても仕様がないから割高でもよい。こうしたことは我が家に限らず、とくに都会で暮らす高齢者夫婦の家庭ではよく見られるようになった光景ではないだろうか。

日本の経済社会は、まさに量の経済から質の経済へ転換したのである。これからの日本人は、消費の悦びや楽しみを多方面に追求するだろう。それが景気回復につながるのであって、メーカーはそれについていかなくてはならない。日本経済がなすべきは、単なる合理化・効率化・IT革命化ではない。 (ニュース出所 Will 1月号)

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