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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.124  2005年6月

■ 日本にはムダとチャンスがある

 
〜 ソフトブレーン 会長 宋文洲 〜

上海リニアモーターカーを視察した一橋大学の先生は言う。「以前、よくあれが200キロしか出ないとの噂を聞いたが、実際に見に行ってみたら1時間に2本、時速430キロでの安定運行をすでに実現している。日本は昔からこの技術を持っていたが、40年間も実験をやってきた。本当にもったいない!」

日本にはムダがある。日本は技術大国である。世界が、喉から手が出るほど欲しがる技術をたくさん保有している。しかし、特許を山ほど持っている電機メーカーの利益の合計も、サムスン電子1社の利益に及ばない。技術力が高いと言われている会社は、株価が低い。指導者や金持ちには、技術背景を持つ人はめったにいない。

日本にはムダがある。人口の半分を占める女性は、質の高い教育を受けながら、その能力を活かしきれていない。人的資源の減少を愁える偉い人が、女性に「もっと子供を産め」という。だが、自分が社会で活かされていないのに、なぜ子供をたくさん産まないといけないのだろうか。公人が「子供を産めない女性は、女性ではない」と平気で公言する社会では、女性の活用度は簡単に想像できる。

日本にはムダがある。400万人以上のフリーターといわれる青年は、十分に社会に貢献できていない。偉い人達は彼らのハングリー精神のなさを批判するが、実際に彼らはエリート社員よりずっとハングリーである。彼らは無職を選んだのではなく、新しいライフスタイルを選んだのである。偉い人達は、自分のコピーでないとマネジメントできないため彼らを活用できない。

日本にはムダがある。日本には豊富なビジネス経験と高度な能力を持つシニアの人達が、たくさんいる。彼らは、体も心もまだまだ若い。高度成長のニーズに応えるために、彼らは企業戦士に仕立てられた。突然、仕事を奪ってしまうと、彼らは途方に暮れて病院に行くことになる。偉い人達は、自分の先輩をマネジメントすることに慣れてないため、彼らを活用できない。

日本にはムダがある。どこの組織にも、独創的な発想を持つ人材がいる。上司の言いなりにならない、外部の視線を持つ変人達である。しかし、同質な人間しか使えない組織では、これらの変人達は「厄介物」と呼ばれ、排除される。環境変化に組織が適応する際に最も活躍できる彼らを失うことで、組織は大きなリスクを抱えてしまう。

ムダを作り出したのは、リーダー達の古い発想である。精神論、独善性と結果論である。ムダの責任は科学性、客観性、本質論を放棄したメネジメントにある。 日本には、たくさんのチャンスがある。多くのムダをなくすような努力をすれば、ムダは全部チャンスに変わる。

(ニュース出所 予測エイジ2005.5 財界 5.3)

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