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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.137   2006年7月

上手に叱れない社長は会社を大きくできない

 
新卒で入社した会社の給与体制がよく、上下関係や社内規律も厳しくないとなれば、大抵の人はどっぷりとその恩恵に浸りきってしまうもの。が、エン・ジャパン社長の越智通勝氏(55)はそうではなかった。

「今のリーダーは優しすぎる」

「2年ほど大手アパレルにいたんですけど、当時の上司はまったく叱らず、ものすごく甘い会社。課長が部下たちを飲みに連れて行って、翌朝遅刻者が出ても、部長も課長も叱らない。こんな素晴らしい、楽園のようなところにいると、人間、駄目になると思いました(笑)。中学生の頃も、私の友人の親がとても厳しい人で、それが凄く羨ましかった。甘いのが嫌で、高校時代は郷里の兵庫から離れ、岡山で寮生活をさせてもらったほどですから」。

越智氏は、なぜそこまで自分を厳しく律しようとするのか。同氏の父親や兄弟はみな、それぞれ事業を興しており、ある意味ではその「自主独立の血」がそうさせるのかも知れない。 「会社の居心地がいいわけですから当然、離職率は低かったんですが、なぜか、私はそういう甘い環境のところから脱皮できるんです。32歳で独立した頃、アパレルの同期の連中と久々に会って話をしたら、正直言って使いものになる奴が一人もいなかった。最初に入る会社は絶対、ぬるま湯じゃなくて厳しいところを選んだほうがいいんです。」

起業し、人材採用コンサルティング会社の日本ブレーンセンターを興した頃、越智氏の指導は厳しかった。 「たった一人で興し、社長の私が決裁から雑用までしましたから、時には鬼軍曹になって尻を叩きながらやらないと、会社を拡大することなどできません。そうこうするうち、昼間から酒を飲む奴もいたし、社内恋愛を始めた者もいた。別に社員を批判しているんじゃなくて、それが創業期の現実なんです。厳しいリーダーシップを取らざるを得ません。

今は、どの企業もトップがみんな優しくなってますね。誉めることを多用していかないと、なかなか若い人が育たないと。もちろん、私も叱るだけじゃなく、いい仕事をしたら当然誉めます。叱ってばかりいたら人はついてきません。ただ、今のリーダーを見ていると、怒れないというか叱れないんですよ。優し過ぎる。そういう企業は、正直言って大きくなれません。 たとえば、早くから分社経営に乗り出して持株会社のトップに就くと経営者として練れない。できるだけ多くの社員を束ね、経営者として自分磨きもしないと。」

20代と30代は叱る時期

さらにこう続ける。 「普段は厳しい人がときどき優しくすると効果があるんです。優しい人は一生厳しくはできない。リーダーにはいろんな形があっていいと思うんですが、多くの人を束ねるときはパワーがないと駄目。リーダーがガンガン言うと、最初は幹部や社員の反発を買い、人も辞めていく。そうすると考えますよね。そうしながら経営者として練れていくんです。

厳しい中に優しさも入ってくると人間的な深みや幅も出てくる。最初から優しいだけの人は、人間的な深みは出ません。最初はホント、上手に叱れない人が多いですね」。

越智氏によれば、子供のときは大抵、自分に自信満々ということはないから、「君は天才だよ」などと大きく誉めて上げることが大事だが、20歳前後から30代は叱る時期。劣等感や向上心がない混ぜになっている時期だからこそ叱るべきだという。そして、40歳を超えてきたら「あなたの強みを生かしてくださいね」といった対応に変えていくと指摘する。

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