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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.145   2007年3月
〜 ユニークな採用法で、器用で負けん気の強い人材を採る 〜

 東京・三鷹市の三鷹光器梶i中村勝重社長)は、国立天文台の隣接地で創業。宇宙観測機器や三次元位置決め測定器などの産業機器を手がける。また、それによる技術から生まれた脳神経外科手術用の顕微鏡スタンドは、北米市場で約70%のシェアを獲得。世界の最先端技術を有する町工場の強さの源泉とは。

 

 

■20年前から新しい採用方法に

同社の社員は40名と規模は決して大きくはないが、実に存在感のある企業だ。
一般的に中小企業の経営者は、「優秀な人材がいない」と嘆くが、同社の中村義一会長は違う。中村会長は、採用をきっちりすれば自社に必要な人材は得ることができると言うのだ。

同社では、当初、先生や知人の紹介で社員を採用していた。しかし、学校の成績が良くても技術者として成長していかない。そこで中村会長は20年前に、採用システムを変えてしまった。就職希望者には、試験問題をすべて事前に教えてしまうのだ。

「目的は、指先が器用で負けん気の強い人間を採用することで、この20年間、出す問題は同じです。午前中に、自分の顔や電球などのデッサンをやってもらいます。昼食は一緒にとります。のうのうと食べている人はダメですね。職人さんは食べるのが速い。そういう人は負けず嫌いなのです。小骨のある魚を出し、箸の持ち方も見ます。午後は1時から4時まで、模型飛行機を作ってもらいます。これで器用さは分かります。4時から1時間、筆記試験で5問出します。これも1問目は三角関数が出ます。2問目はACアダプターがどうなっているのか、文系は説明だけ、理科系の方は配線図を描いてくださいと、5問とも事前に教えておきます。これは、興味を持ってほしいことを問題にしてあるのです。うちのは見極めることが目的の試験だから、事前に教えておいてもいいのですよ。

採用システムを変えてから、本当に会社が良くなりました。指先が器用で、仕事に興味の持てる人を採用しているのだから、あとは、本人が分からないときに見て、アドバイスをしてあげればいいだけですから……」。

   

■初任給は試験の成績で決まる

初任給の設定の仕方も、中村会長ならではのものだ。中卒でも百点満点なら21万円払うといった具合に、額は、学歴に関係なく試験成績で決まるというのだから、面白い。

中村会長が人材育成面で、若い人たちに言っていることがあるという。それは、「とにかく自分の仕事が終わったら、先輩たちの脇に行ってその仕事をじっと見ていろ。自分の仕事と関係がなくても、ものづくりの現場に出会ったら、少しでもいいからじっと立ち止まって見ろ」ということだ。便利な機械に頼らず、独創性を伸ばす時期が必要との理由から、課長以下の社員にはCADの使用を認めていないとも聞く。

中村義一会長、中村勝重社長が、そういう体験を積み重ねて技術力・開発力を培ってきただけに、この人材育成法には説得力がある。

(ニュース出所 商工ジャーナル(2月号))


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