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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.148   2007年6月

あてにならない団塊ジジババ


団塊世代が孫を抱く時代に入り、大量の団塊祖父母が出現しつつある。「孫育本」や「孫育て講座」など、孫付き合いに関する情報が広がっているのは、それを格好のビジネスチャンスとみるからだ。
団塊ジュニアの多くは共働きであり、育児のバックアップを親に期待したい。しかし、団塊世代はそれに応えられるのだろうか。

2006年版「高齢社会白書」に興味深いデータがある。全国の60歳以上の男女に、「子どもや孫との付き合い方」について聞いたところ、1995年度までトップだった「(子供や孫とは)いつも一緒に生活できるのがよい」の割合が減り、「ときどき会って食事や会話をするのがよい」に逆転されたのだ。“より密度の薄い付き合い方を望む”高齢者の意識がうかがえる。

団塊世代の祖父母は、自分の生活を大切にする。日本経済新聞が昨年行ったアンケートでは、セカンドライフを有意義に過ごすために考えていたことは、「夫(妻)との関係を良くする」が「子供・孫との関係を良くする」をはるかに上回る。「趣味・生涯学習などのクラブ・講座に参加」し、「『セカンドライフ』を念頭に住まいの計画、変更をする」など、第二の人生を楽しむ準備に余念がないのだ。

また、「老い」や「容姿の衰え」に対する抵抗感が非常に強いのも、この世代の特徴といえる。女性の中には、孫から「おばあちゃん」と呼ばれることに抵抗がある人もいて、名前や、「グランマ」などと呼ばせたりするという。
団塊のおばあちゃん世代は、20代前半で結婚する人が多数派だった。進学や仕事で活躍することをあきらめてサラリーマン家庭の専業主婦になり、「教育ママ」「育児ノイローゼ」などの流行語を生んだ。さらに、「家庭内離婚」「熟年離婚」現象も生み出した。

出産ジャーナリストの河合蘭氏は、著書『未妊』(NHK生活人新書)で、<今の社会に、結婚とは何か、家庭とは何かと家庭のあり方を問いかけている主役はこの女性たちだ。出産を引き延ばしている女性たちに聞いてみると、自分の母親から「早く孫の顔を見たい」とうるさく言われる人は意外なほど少ない>という。
博報堂エルダービジネス推進室の調査でも、孫のいる50〜60代の女性が増やしたい時間は、「一人で過ごす」がトップで、「孫との時間」を上回る。

これからの楽しみは、旅行に、グルメに、インターネット……たまに孫に年金から小遣いぐらい渡すが、一番大切なのは自分の生活、と考える。そんな団塊の高齢者に子育ての手助けを期待するのは難しそうだ。

    (ニュース出所 文藝春秋 5月号)

            
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