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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.150   2007年8月

☆中小企業 高まる内部統制の必要性

 〜不祥事やミスを事前に防ぐ為の仕組みづくり〜

引き上げられた基準

 

新聞紙上では相変わらず企業による不祥事が世間を騒がせています。耐震偽装、食品衛生問題、インサイダー取引、情報漏洩、製品欠陥隠し等、数え上げれば枚挙に暇がありません。
しかしこれらの問題は今に始まったことではありません。過去にも同様の問題がありましたが、今ほど大きく取り上げられることはなく、極論すれば無視されていたような問題でさえも、時代の変化とともに「許されない」問題として認識をされるようになりました。
これは、世間で認められている基準が厳しくなってきたことを意味しています。その代表例が個人情報保護に関する問題や飲酒運転でしょう。

 

わが社にはたくさんのお客様がお見えになりますが、特に初めての方はこうおっしゃいます

 

内部統制の枠組みとは

 

このような背景から、企業の不祥事やミスを事前に防ぐための仕組みである「内部統制」の構築が、世間でにわかに注目を集めてきています。金融商品取引法の規制を受ける公開企業では、切羽詰った課題として、多くの企業で取組みが始められています。金融庁の実施基準では、内部統制を、「内部統制は、基本的に業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に関わる法令等の遵守並びに資産の保全の4つの目的が達成されているとの合理的な保証を得るために、業務に組み込まれ、組織内のすべての者によって遂行されるプロセスをいい……。」と定義しています。

   

中小企業にも必須となる内部統制

 

会社法、金融商品取引法での内部統制に関する基準は、いずれも大会社や上場会社に対する基準であり、中小企業や未上場企業にはその義務はありません。しかし、企業における不祥事は何も大会社や上場会社だけのものではないからです。また、企業の実態や不祥事が簡単にネット上に露見し、企業に対する監視の目も厳しいものとなっている昨今、中小企業だからといって、あるいは法律によって義務付けられていないからといって、無関係な話、というわけにはいかなくなってきています。

   

中小企業の内部統制

 

では、中小企業はどのように内部統制を考えていけばよいのでしょうか。
大企業や上場企業が運用するような大それた仕組みと考えてしまうと、どうしても腰が引けてしまいます。よって、もう少し簡単に考えればよいと思います。企業の不祥事やミスを事前に防ぐための仕組みである内部統制の構築とは、換言すれば、ミスや不祥事を防ぐために組織が正しくコントロールされているかをチェックする仕組みともいえます。そのためには、「社内ルールや決め事をきちんと作る。それに従って仕事を実行させる。そしてそれらがきちんと機能していることが(継続的に)チェックされる仕組みがある。」ということだと理解すれば、非常にシンプルではないでしょうか。

具体的な方法としては、社長が経営方針や経営理念を定め、社内で守るべきもの、社内で進むべき方向を明確にします。「当社は顧客第一主義を貫く」でも「環境に配慮した地球企業になる」でも「社員を大事にし、社員とともに進む」でも、社長の想いが反映されるものであればよいのだと思います。その上で経営方針や理念に従って、自社の取り組むべき課題を見つけます。経営理念で顧客満足とうたっているのに不良品ばかり提供したり、社員の安全をうたっているのに劣悪な作業環境で事故が多く発生したり、倫理観をうたっているのに社員が不正ばかり働いたり、では意味がありません。そこでそれぞれ、「品質」「労働安全」「社風」などの取組み課題を明確にした上で、各々の問題がどういった原因でどこで発生しているかを絞り込み、問題を改善するためにどうならないといけないのかを決めるのです。

そのように改善の方向性が決められたら日常で従うべき決め事を作り、実行させ、チェックし、守られるようにしておく仕組みを作ります。そして、その仕組みが経営改善に繋がっているかを全体的な視野で見極め、問題があれば絶えず修正を加えながら、実態に即した仕組みを作っていけばよいのです。自社にとって使いやすく、効果の上がりやすいやり方を構築することが大事なのです。

内部統制は、大企業でも中小企業でもどの企業にも必要になります。問題が起こる前に問題を起こさない仕組みを作る。内部統制は自社を守ること、そのものなのです。
(ニュース出所 名南通信 6・15号)

            
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