トップページ 会社概要 経営理念 業務内容 所員紹介 アクセスマップ セミナーご案内
月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.151   2007年9月

“座して待つ”ではトップになれない

                    ゴーイング・コンサーン研究所常任顧問 長谷川稔

 中小企業がトップシェアを獲得する可能性のある分野は意外と多い。但し、座して待っているだけではチャンスはつかめない。常日頃から自社の強みを磨き、経営環境の変化に機敏に対応することが必要となる。

 こうした「勝ち組」企業(製造業のケース)はまず、コアとなる技術を確立し、これを競争力のある商品や技術開発に落とし込んでいく。但し、マーケティング調査などを十分に行って“売れる”市場を選択することが不可欠だ。

 
こうして限られた経営資源をバランスよく配分して、飛躍のチャンスに備えるということになるわけだが、ここで欠かせないのが経営理念や経営者のリーダーシップだ。


まずトップの経営姿勢ありき

 

中小企業が企業競争の中で生き残るためには、「オンリーワン」的な強い個性が必要だ。「ナンバーワン」は企業・商品の総合力のパフォーマンスであるが、オンリーワンは企業の個性、企業価値であり、まさに中小企業が目指すべき目標である。企業の個性を構成する要因の中で、最も強く影響しているのが「トップの経営姿勢」だ。
トップの経営姿勢で問われるものは、@改革・挑戦を重視するA社員のモラルを重視するB経営陣の意識を重視するの三項目だ。掲載企業の中から具体的な実践例を見てみよう。

2000年10月23日号掲載のパトライト(大阪府八尾市)は、パトカーの回転灯や工場の信号灯などで高いシェアを持っているが、以前は大手家電メーカーの下請けだった。
佐々木宏樹社長は大手メーカーの度重なる値下げ要求に苦しめられ、「社員が誇りを持てるような会社にしよう」と自社製品の開発に取り組む。佐々木社長が米国で見つけてきた中央にサイレンを組み込んだ横長のパトカーの回転灯を日本で初めて製品化するなど、徐々に自社製品の比率を増やしていき、1985年、売上の6割にまで伸ばしたところで大手メーカーとの契約解消に踏み切った。
工場では「セル生産方式」を導入し、社員が1人で完成品まで組立てていく方式を採用。流れ作業とは違って従業員が達成感を得られるという効果を狙っている。こうして、脱・下請けを実現するとともに、従業員が誇りを持って働ける会社を作り上げることに成功した。

2000年6月26日掲載のスタッフ(横浜市)は、携帯電話用アンテナで20%の市場シェアを確保している。社員は30人弱と小数精鋭の体制で、利益の一定比率を社員に還元。また、部長以上の役職者には増資の際などに株を持たせ、経営に積極的に関与させている。
このほか、1999年12月6日号掲載の小原歯車工業(埼玉県川口市)では、主力である標準歯車の需要がバブル崩壊の影響で減少したのを機に、製造部門と販売部門を分離させ、「製造部門と販売部門のどちらが利益を上げているのかをはっきりさせ、責任を明確にする」(小原誠司社長)体制を取った。こうした危機に際して的確な方針転換ができるのも、経営者の資質の一つと言えよう。

 

求められるスピードの重要性

 

現在、長期化する不況で中小企業を取り巻く環境はとても厳しい。変化の激しい時代は、何よりもスピードが求められる。大企業の場合は、各事業部門に対する権限委譲の問題を論じなければならないが、中小企業の場合は権限がトップに集中し、組織は業務・担当などの機能別に並列化されているケースが多いから、組織内の情報の共有化、コミュニケーションが最も重要な要素となる。経営者と現場がさながら一体となって動けるところは、勝ち組に最も近い中小企業と言えよう。

      (ニュース出所 「小さなトップ企業」日経ビジネス選書より
   
            
          次へ

Copyright (C) 2003 安蒜俊雄事務所 All Right Reserved.