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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.152   2007年10月

〜「見える化」と「見せる化」を〜

「見える化」は、社長がやる気になって先頭に立てば、目が届きやすい中小企業こそ実現可能なことばかりである。働くとは、傍(はた)を楽にすることに他ならない。少人数の一人ひとりが“考働力”(知恵)を発揮して改善を続け、進化する持続的経営を目指したいものだ。

株主総会後に工場見学

 

中小企業A社(製造業)の株主総会では、議事終了後に工場見学と懇談会がセットされていた。新製品が開発されたばかりであり、現場・現物を見て確かめ、説明を受けたことで、関係者の経営に対する理解と交流が深まるなど、大変有意義な機会となった。
この会社では、スローガンに「見える化」を掲げている。「見える化」は文字通り、企業活動の実態が正しく「見える」ようにして、問題を顕在化させ、解決を促進する仕組みである。

基準や計画と現状とのギャップなど、問題が見えたさまざまな点について思考・対話し、具体的にアクションを起こすという一連のプロセスを指すもので、トヨタ自動車の経営方式(トヨタ式経営)の根幹とも言われている。

A社の生産現場は3カンバン=i現在の仕事内容・目的、注意が必要なポイント、次に行う仕事を示す)によって、工程の進捗状況が誰にも分かるよう工夫されている。とくに、次に何時から何をするか(=着手日管理)が徹底され、生産性・品質向上に効果が上がっていると伺った。

こうした「現場の見える化」をはじめ、「原価の見える化」、「顧客の見える化」や「経営の見える化」に取り組み、経営陣と現場の情報・危機感共有を通して、自律的な問題解決能力を高めることが、企業競争力の源泉として強く認識されるようになったといえる。

背景には、グローバル化や市場成熟化、高度情報化の進展によって、企業間競争が激化している厳しい現実がある。したがって中小企業においても、常に顧客、取引先、株主、従業員等の利害関係者(ステークホルダー)から支持・選択され、安定的な成長確保を図ることが、不可欠の経営課題になっている。

 

外部関係者も招いて「経営計画の発表会」

 

それゆえに「見える化」は、企業内部での組織活動や情報内容の共有化にとどまらず、外部との信頼関係の構築、コミュニケーションのための情報開示、すなわち「みせる化」を伴う必要がある。

私の知り合いの食品会社B社ではすでに18年前から、年度の初めに「経営計画の発表会」を行っている。社長以下、全社員と金融機関の支店長、外部顧問などが参加し、日本一の品質づくり≠ニいう経営のビジョンの下、具体的な計数による達成目標が伝達される。

この内外へのコミットメントに基づいた経営が、同社の堅実な事業展開を支えてきた。前述の株主総会も同様であるが、「見える化」と「見せる化」を組み合わせ、外部の目も十分意識・活用した取組みが、現場力を鍛え、企業価値の創造を導くといえよう。

(ニュース出所 SERIまんすりー(8&9月号))
   
            
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