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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 電子申告、ケータイ依存、便利さからの退化

 確定申告(所得税)の真っ只中である。休日の関係で、今年は3月16日が申告期限である。国民の義務である申告・納税であるが、この時期は、事業をされている方々や年末調整だけではすまない方々にとっては大仕事であろう。税務署の対応も、いくつかの休日にも業務を行い、来署者へ便宜を図っている。ここ数年の大きな変化は、国税庁のPRも行き届き始め、パソコンからの電子申告の増加である。国税庁の発表によると、平成19年分の所得税・個人消費税の電子申告利用件数は392万件で、前年に比べて6.6倍に増加したとのことである。これは、「作成コーナー」から直接利用する場合の操作性の改善等や税理士会等に対する利用勧奨に努めたほか、最高5千円の税額控除、添付書類が提出不要などが利用拡大につながったと考えられるとのことである。

 基本的な集計等ができていれば、申告書上での計算、手書き、提出等の労力がかなり省略される電子申告は確かに便利である。パソコンの好きな方、ネットを趣味にされているような方々には全く違和感がないであろう。反面、重要な申告をしたことの実感に乏しい。と思うのは年配者だからだろうか。仕事上、日頃、電子申告を行っているからこそ感じることである。便利・簡単、目に見えない手段を使うが故に、申告納税の義務・責任感も軽くなっているように思える。これは、意識の問題であるが、便利さの中にあっても、事の本質を見失わないようにしなければならないと思う。

 文部科学省が最近、小中高生の携帯電話に関する初の利用実態調査結果を発表した。中学2年の約2割が1日に50通以上のメール送受信を行っており、100通以上やりとりする小学生もいたようだ。入浴中や食事中も携帯電話を手放せない子供もおり、子供のケータイ依存がかなり進んでいるようだ。学校は楽しいのだろうか?勉強時間、就寝時間にも影響するし、親・家族との会話もなくなる。メールの文章による誤解、思い込みや、中傷などが生まれる。声を出しての直接コミュニケーションをすればそんな誤解も生まれないのに、その場で解決できることが、かえって、問題を複雑にし、こじらせることになる。

 最も問題なのは、便利さになれてしまって、声に出して直接会話をする場面が少なくなり、その能力が退化することを懸念する。大事なことを、相手の顔を見ながら議論して結論を出すことを避け、大事なことは、“メールでやりとり”本末転倒ではないかと思う。これから10年先、目を見て会話できる若者がいなくなるのではと危惧する。メールは短いほど良い、連絡だけに使えばよい、そして、できるだけ声で補足することが重要であると思う。人間関係を円滑にするコツであると信ずる。コミュニケーション能力を退化させないように、便利さの中にあっても、事の本質を見失わないようにしなければならないと思う。人間が作ったIT文明に人間の能力が破壊される。少し謂いすぎだろうか?


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