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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理


 
  
〜 乱 世 〜

 「治に居て乱を忘れず」広辞苑の解釈を引用すると、“太平の世にあっても、乱世となった場合の準備を忘れない。いつでも万一の時の用意を怠らないこと。”である。日頃から、順風満帆の時には、特に心して、準備を怠らずに、事に当たれとの教訓と理解している。
 では、治(世)と乱(世)どのような時代をいうのか、ある高僧のお話を聞く機会を得た。
 実は、10年前の収録である。ここ10年間の社会経済の動きを考えると、正にぴったりである。今後の企業経営等のかじ取りにあたって、リーダーとして認識しておかなければならない的確な見方である。

〈人類の歴史は治世と乱世の繰り返し〉
治世…世の秩序(社会ルール、常識)が安定することで社会が進歩する時代。
乱世…世の秩序を意図的に崩壊させて社会が飛躍的に向上発展する時代。
そして、この治世あるいは乱世が60年ごとに変わるということである。

〈60年ごとに歴史は変わる〉
歴史は上元、中元、下元を60年ごとに繰り返す(180年周期)
1)
上元60年…政治・法制が変わる時代。治世の時代。
2)中元60年…経済・流通が変わる時代。治世の時代。
3)下元60年…宗教・思想が社会に多大な影響を与える時代。乱世の時代。

日本で最も近い上元・中元・下元。
上元…元年は元治元年(倒幕)〜明治元年(明治政府発足)。大正13年まで。
中元…大正14年から。
下元…世界経済が大混乱になった事件(プラザ合意の下準備)が起こる。社会秩序が崩壊(今から16年前。このあと45年続く)。

崩壊後、21世紀中頃に新秩序、法制が生まれる(下元が完成)。数百年先までの秩序の安定完成、思想・文化・宗教が問題になる。

 
10年前のお話であるから、乱世はあと35年続くことになる。この10年、企業の偽装問題、殺人事件、今般の政権交代など、様々な事件があり、社会の変化、人々の価値観の変化を実感してきた。正に秩序がどんどん崩壊している状況にあると思う。
さて、次のことは、この乱世にしっかり認識をしておくべき経営者やリーダーにとっての必須事項である。

〈治世と乱世の時代の特徴〉
治世の時代…能力のある人が評価される。
 
  企業の敵味方は企業の外(敵は同業他社、味方は社会の購買力)。
乱世の時代…能力のある人が評価されるとは限らず、評価対象は思想。
 
 企業の敵も味方も企業の中
能力が評価(治世時代)→ 思想が評価(乱世時代)。
  
思想が必要な理由…自己矛盾という敵が組織の中から出てくる。

〈能力とは〉

能力ある人…評価されるが、危険人物。
能力…技術、才覚、知識、問題解決の方法論に詳しい。テクニック。スキル。磨くほど無責任になり、器は小さくなる。(情報、知識が多過ぎて、選択できるが決断できない)
日本の経営者は能力がある。戦後は能力ある人を評価(治世の時代)
能力ある人は思想が低い傾向。能力ある人で思想が高い人は人材と呼ぶ。

〈思想とは〉
物を考える力を養う上で必要なもの(思考)。
思考力を本物にするには思想を学ぶ→器が大きくなる。
思想は知識、方法ではなく、知恵を身につけ目的を語れることが価値と考える。
思想を学ぶ→責任感の強い人が育つ、物事を考える際の方向性が明確になる。

 
最近の就職試験方法で、テーマを何度も変えて小論文を書かせる方法は思想を評価すべき乱世には良い方法なのであろう。
 感動した講演の内容の一部を記したが、今、この時代をどのような時代と捉えるべきか、何を大事にしなければならないか?経営者やリーダーは何を磨かなければならないのか明快に答えてくれている。その必要性は、この10年間の諸事件、最近の政治・経済・社会情勢が暗示していると思われる。

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