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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理


 
 〜 政治信条 〜

 連日、民主党の代表選のニュースでもちきりである。極めて重大な局面にある日本国の首相(代表)にふさわしい政治信条をもった方にお願いしたいものである。
 最近、「日本を貶めた10人の売国政治家」小林よしのり編を読んだ。平成21年6月に出版された(民主党政権交代前)ものである。“そうだったのか”と勉強させられることしきりであった。
 第1位 河野洋平:単なる談話で日本を「性犯罪国家」に貶めた。第2位 村山富市:万死に値する「国民見殺し」「自由冒涜」の罪、第3位 小泉純一郎:「改革」で日本の富と生命を米国に差し出した、第4位 小沢一郎:「ねじれ現象」を生んだ無節操な国賊、第5位 中曽根康弘:靖国問題をこじらせた元凶……。
 ドイツ文学者・東京電気通信大学名誉教授:西尾幹二氏の一節をご紹介しよう。

第4位 小沢一郎 〜 「ねじれ現象」を生んだ無節操な国賊〜

 小沢一郎は38年続いた自民党単独政権をこわし細川内閣をつくった仕掛人ですが、イデオロギーの異なる旧社会党を抱きこむという禁じ手を初めて使い、自民党を割った政界再編も旧竹下派内部の私的怨念に発していたので、自民党と民主党のイデオロギー上のくっきりした対立、例えば憲法改正是非で与野党が分かれるという理想の形態にならないなど、今の政界を百年の停滞の泥沼に追い込んだ張本人です。国連を異常なくらいに信奉する国際政治オンチも疑問です。

◎何も変わっていない民主党、3つのグループの正体

 民主党は、3つに分裂したグループの寄合いだといわれている。鳩山由紀夫、菅直人に前原誠司、野田佳彦を加え(岡田克也もその中に入るであろう)、ただのリベラル主義といわれるような穏健派がまず挙げられる。甘い国際協調民主主義を信じている人々だが、ただし中国に対しては警戒心がないでもない。国家観、歴史観は曖昧だが、そういう思想面を問題にすれば、自民党の左派も似たようなものである。

 第2のグループは小沢一郎、羽田孜など旧田中派(経世会)系列で、思想的には保守とみられてきたが、正体は見えない。利益のある所にはどこにでも転んでいきそうで、節操は感じられない。第一のグループよりも親中国的でさえある。

 第3のグループは横路孝弘、輿石東がリードしている旧社会党系で、自治労・日教組などの出身者が多く、共産党や社民党と提携したほうが筋が通っているようにみえる。親中国的で、そして反米的である。

 来たるべき総選挙が終わった後で、小党分立になるか大連立になるか、それは分からないが、何らかの政界再編が起こる可能性は高く、そうなれば3つのグループはばらばらに分かれるのではないだろうか。第1のグループはさらに2つに割れることも起こりそうである。
 今は誰も本音を隠して息をひそめている時期であるようにみえる。ともかく選挙で当選しなくてはならない。頭にあるのはそればかりであろう。
 小沢の公設第一秘書の大久保が逮捕され、そして起訴された。この事件で小沢は直ちに代表職辞すと思われていたら、そうはならなかった。相当に長い間トップの座にとどまっていた。間もなく公開裁判が始まるであろう。いろいろな情報がとび交っている。小沢包囲網は少しずつ狭められてきて、彼が危うさを感じた結果の辞任であろう。

 本当なら東京地検は小沢一郎逮捕というところまで行くべきであった。実際には民主党が鳩山由紀夫という「坊ちゃん左翼」に頭をすげ替えて、逆に息を吹き返すチャンスを与えてしまった。民主党が本当に息を吹き返すかどうかはまだ分からない。小沢は代表職を辞任したはずなのに「筆頭代表代行兼選挙対策の責任者」という立場を得て、党の中枢に、bQとして、背後から鳩山を糸で操るポストに収まってしまった。よくみると民主党はなんにも変わっていない。国民大衆の目にそれははっきり見える。

◎小沢が権力維持のために手離さない人事とカネ

 ここで注目すべきは、彼がしっかり握って離さなかったのが「選挙対策の責任者」のポストだったという点である。後にもう一度述べるが、若い頃から変わらぬ小沢の権力の由来は「選挙」である。別の言葉でいえば「カネ」と「人事」である。
 さらにもう1つ注目すべきは、小沢を旗頭とする第2のグループが公設秘書逮捕の後でも崩壊せずに立場を守ったのは、主として第3のグループの力を借りての結果であったことである。小沢は旧社会党の勢力を巻きこんで自分のパワーを維持することに成功した。逆に言えば、日教組出身の輿石は小沢のパワーを借りて、民主党のトロイカ体制の一角に食い込み、岡田と並ぶほどの地位を得ることが出来たのだった。
 
 小沢の権力操縦術はこのようになお健在である。勿論、政治家である以上、権力を操るに長けて悪いことはなにもない。しかし、「カネ」と「人事」という政治家の最も弱い部分を握り、それによって国家社会の理想を実現しようとするのならまだいいが、左翼であろうが日教組であろうが、国家観も歴史観もなにも見境なく数ある者とは誰とでも野合し、権力の拡大に目的がなく、名分がなく、虚無的全体主義に向かっていく今回の身の処し方は、若い時代からまったく変わらぬこの男の特性をいかんなく示している。

 いま振り返ってみれば彼の師範格であった金丸信は山梨県議会議員から出発して、自民党のドンになった人物である。「カネ」と「人事」で人を動かす操縦法も小沢は田中角栄からというより、金丸信から学んだものに違いない。田中角栄には愛国心があった。国際社会を見抜く洞察力もあった。しかし金丸にも、小沢にも、そんなものは何もない。

 今の時代に日本が世界の中で処すべき課題が何であるかを恐らく小沢は考えたこともないであろう。時代遅れの旧社会党の亡霊とでも、場合によっては共産党とでも手を組む悪魔の体質が、彼の国賊たる所以だが、問題はただその無節操、無分別にあるのではない。彼が若いときに手を下した政治判断や政治行動が90年代から以後のわが国の政界の「ねじれ現象」を生み出したことにあるのだ。政治の足踏み状態、国際的非常識、前へ進めない停滞状況、非能率体制を引き起こしたのが小沢の前半生であった点にこそ、なによりも許しがたい国賊性があるといっていいであろう。

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