トップページ 会社概要 経営理念 業務内容 所員紹介 アクセスマップ セミナーご案内
月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.189  2010年11月

〜自らデフレスパイラルに陥ってはならぬ〜

 
 
時折、近所のPC用サプライ聞き売り場を縦覧してデジカメ・メディアとかUSBフラッシュメモリーなど店頭価格を見比べ、あまりの廉価ぶりに腰を抜かすことが多い。

◆「なぜこんな値段で…!?」

 顧客側は無論、安価なほど有難いのだが、2年前には1万円近くしていた超2Gのメディアが2,000円前後とあっては、「なぜこんな値段で売らなければならいのか」と不信感すら覚える。
 財布の紐を締める愛用者は安価に納得済み。仮に、それだけ原価を低減できたにせよ、「商品の生命線」ともいうべき付加価値を自ら破壊するがごとき敵対的戦略はデフレスパイラルにはまる愚行としか思えない。価値ありて、世の中に必需商品ならば堂々、高収益性を探求し、次なるR&Dなどの再投資に備え、さらに新たな感動を消費者に還元してもらいたいものだ。
 
青臭い論理と嗤われようとも近年、目先の市場競争原理主義に走り、牛丼チェーン店など外食産業をはじめ格安航空チケット業などに横行する値下げ競争も呆れるばかり。そう…。何も他人事ではない。工作機械業界でもニッパチ(半値の八掛け)などと揶揄された乱売競争が流通機構業界も巻き込んで繰り広げられた記憶は、それほど遠い昔のことではない。

◆気になる工作機械業界のアジア戦略

 そして今日、工作機械業界では近隣アジア市場を舞台に「新・価格戦略」が罷り通り始めて、最も大切な「あるべき姿」が見失われつつある現実を憂慮する一人。
 確かに急成長するボリューム・ゾーンは魅力的市場だ。それに一定シェアの確保は、当面の緊急課題に違いない。されで性能と機能を絞り込んで現地化を急発進する余り、折角、芸術品の域へと研ぎすましてきた日本製オリジナル商品(複合加工機)などの廉価版を切り札に新興市場へ斬り込む受注争奪戦の選択は後年、禍根を残しかねないと警鐘を鳴らしておきたい。
 もちろん、杞憂に終われば幸いだが、筆者の手許にはアジア各地の畏友(多くは工作機械業界関係者)たちから「日本勢はなぜ、われわれ領域に熾烈な価格競争を仕掛けてくるのか。力量不足ながら、当方も総力で応戦するしかない」と憤懣の叫び声が舞い込む。
 過去は、狭い国内市場で起きた秩序混乱で済んだ。ところが近年、海を超え国際市場となると足元を見透かされ、国の威信と信頼を失墜。逆に闘争心を煽ることのマイナス要因は計り知れず大きい。次世代に備えて最も腐心せねばならない点である。

(ニュース出所 生産財マーケティング9月号)


       次へ

Copyright (C) 2003 安蒜俊雄事務所 All Right Reserved.