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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.194  2011年4月

〜「AKB48の発想の原点」〜

 人気アイドルのプロデュースから演歌の歌詞まで、この人がかかわれば、必ず売れる。平成のヒットメーカー・秋元康。彼のアイデアの拾い方から育て方まで、今をときめくAKB48を基に考えてみる。
「AKB48は予定調和を破る」
  プロデューサーの秋元さんは、常にスタッフにそう言い聞かせている。10月10日に発売した『Beginner』が、初動売上82.7万枚と、女性グループ歴代1位に輝き、完全に国民的アイドルになったAKB48。


◆発想のポイント1 「直接会える」アイドルユニット
 「発想の原点は、“会いに行けるアイドル”。今までのアイドルはなかなか、会えないですから。“追っかけ”でもしない限り会えません。そこで、専用劇場で毎日公演して、会いに行けるアイドルを作りたかった。でもこのコンセプトを話すと、みんなから失敗すると笑われました」

 05年当時、グラビアアイドルが秋葉原でサイン会を開いても、日曜日でさえ50人100人しか集まらない現実。そんなところに収容人数250人の専用劇場を作って、毎日公演を開催するのは、無謀だと言われたと秋元は言う。

 
「実際、オープン時のお客さんは7人(笑)。でも、クオリティーの高い歌とダンスでライブを続けていれば、徐々に認知されていくと信じていた。それにヒットは、予定調和の中から生まれません。AKBは予定調和を壊すのが最大のテーマ。そこがほかとの差別化になる。AKBには世間を驚かすような斬新な企画が多いといわれるが、サプライズを仕掛けたいのではありません。ただ新しいアイデアを出すとき、従来の発想から『こんなことをアイドルはやらない』という考えを排除したんです」
◆発想のポイント2 「ファン目線」で人気を確かめる

 その典型的な例が『AKB総選挙』。100名以上のメンバーをファン投票によってランク付けするという画期的な試みである。
 「最初は僕自身がメディアに出る選抜メンバーを選んでいました。すると、ファンから『秋元の目線は節穴か。もっといい子がいるじゃないか』と散々にいわれたんです(笑)。それなら、野球のオールスター戦のように、年に1回だけファン投票で決めようと。するとスタッフやレコード会社は『同じグループで順位付けは避けたい』ですと。今までやったアイドルがいないなら、やってみようと押し切りました」
 
09年に総選挙を実施。開票はイベントとしてファンに公開され、上位21名が次の新曲を歌うメンバーに選抜された。この総選挙は、翌10年も開催され、前年トップだった前田敦子さんが2位に転落するなど、数々のドラマを生み出している。

◆発想のポイント3 「みんなにチャンスを」

 秋元さんの革新的な発想は、総選挙にとどまらない。
「ファンから『選挙はメディアに出てる子が有利だ』という声が挙がる。そこで、今度は新曲を歌うメンバーをじゃんけんで決めることにしました。AKBは、ファンの皆さんの声を聞きながらプロデュースしているんですよ」
 ただ人気投票ではなく運なので、現実的な問題が次々に立ち上がる。レコード会社は、「真ん中で歌うセンターポジションが、人気メンバーじゃない場合はどうするんですか?」と心配する。「どういう選抜になるかわからないから面白いんだ」と押し通したと言う。
 「もしものことを考えておきましょう」と言われたが、それは今までのアイドルの発想。
 「AKBは全部ガチだから、誰がセンターでもいい。大人の事情で決めるなと指示しました」

◆発想のポイント4 「ファンの気持ち」を優先させる

 本来、10月発売の曲で年内のシングルリリース終了の予定だったが、じゃんけん選抜の開催によって、新曲の臨時発売が決定。ただでさえ時間がないうえに、歌うメンバーが決まるまで、衣装の採寸さえ始められない状況…
 「通常の2倍のコストがかかっても、工場にムリをお願いするしかない。予定調和を壊すってことはそれだけ手間もお金もかかって大変なんです。だからこそ、ファンはドキドキしてくれる。大人の事情だったら、どうせここまでと予測できて、つまらないんです」
 10年9月21日に日本武道館で開催された『じゃんけん選抜』。1位でセンターポジションを獲得したのは、総選挙で40位にも入れなかった内田眞由美さん。同様に16名のメンバーのうち、半分は『第2回総選挙』で40位以下の圏外。
 「今までにないことをやるから面白いと思うんですね。みんながよく行く野原には野イチゴはないんですよ。遠かったり、蛇が出たりする場所に行かないと、野イチゴは採れません」
 
最後に、秋元流のネタの仕込み方、見つけ方、育て方を紹介する。秋元さんは、@勉強しようと身構えないこと、A他人のマネをしないことを強調する。


◎秋元流発想のネタの仕込み方

・記憶の付箋をつける
・20〜21時間、常に何かを考える
・最初に皿を決めない
・常に「初めて」の体験をする
・学生時代の友達とは連絡を取る
◎秋元流発想のネタの見つけ方

・日常の時間を大切にする
・人の歩いた道は歩かない
・新聞広告にだけ目を通す
・メモはとらない
・他人が捨てた情報に注目する
◎秋元流発想のネタの育て方
・人から嫌われることを恐れない
・“奇”をてらいすぎない
・“これだ!”と思ったら信じ続ける
・待つ努力をする
・自分の置かれている状況に文句を言わない

(ニュース出所 Big tomorrow 2月号増刊)

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