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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.199  2011年9月

◆企業成功の秘訣は何か

 さて、私は現在カルビーの会長兼CEOの職にありますが、2年間経営の舵取りをしてきて実感することは、わが社は潜在的には非常によい会社なのです。しかし、21世紀型企業の条件の5つ目である「結果」という点において意識が希薄なのが欠点でした。カルビーは、独自商品である「かっぱえびせん」、60〜70%のシェアを誇るポテトチップス、単品としては日本で一番売れているお菓子である「じゃがりこ」などたくさんのヒット商品を擁し、日本で年間100億円以上を売り上げるお菓子12種類のうちの4種を含めています。

 にもかかわらず経済的にはほとんど儲かっていなかった。2007年度のデータをみると、売上100に対し製造原価65、経費33.5。利益はわずか1.5ですが、経営者も社員もあまり気にしていませんでした。カルビーのような会社が儲からないはずがありません。今後は高品質を維持しつつ、利益を上げる仕組みをつくっていくつもりです。

 利益という観点から、あらためてJ&Jを振り返ると、日本企業との違いが見えてきます。私が在籍した1990〜2000年代の年間成長率は、売上で約20%、利益で約30%でした。こくした右肩上がりの成長を続ける本当の理由はOur Credo にあるのですが、一方でテクニカルな面があることも確かです。最後に、J&Jの成功の秘訣を私見を交えて紹介します。

1つ目はDomain(領域)です。つまり、得意分野以外には手を出さない。事業内容をヘルスケアに絞っていることが最大の勝因です。
2つ目がOur Credo(我が信条)。
3つ目はGrowth(成長)で、「成長は善」という信念を常に持ち続けています。成長とは利益の成長率が売上の成長率を上回る状態。この逆はただの膨張です。
4つ目はNot Small Niche(小さくない隙間)で、J&J独自の視点です。
5つ目はDecentralization(分社・分離化)です。親会社が管理するのではなく、分社後は権限をその会社のトップに委譲します。
6つ目は妥協を許さないHigh Standard。売上100に対して原価、販売管理費、開発費などの基準を定め、純利益20以上をめざします。
7つ目はInnovation(革新)で、R&Dに年間7,400億円を費やしています。
8つ目はDiversification(早期撤退と新分野参入)。経常利益15%を切るくらいが事業を手放す目安だと思います。
9つ目はDiversity(女性の活躍)です。
そして最後は、Learning Culture(トップマネジメントが率先して学べ)です。
とにかくトップが学び続けること。常に社員に見られていることを意識して、模範となる発言と行動は使命でもあります。

(ニュース出所 JMAマネジメントレビュー 7月号)

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