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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理


 

  
◆不 正

 「正心誠意」野田総理の所信表明演説の一節である。政治家であろうが、民間人、庶民であろうが、誰しもが、正直に実直に生きたいと考えている。政治家の皆さんには「問題の先送り」という不正をされないように願っている。東日本大震災の被災地における被災者の方々の行動は、マナーが良く、道徳感に溢れ、和を重んずる伝統的日本人精神を発揮していただいたものであり、他の地域の日本国民あるいは世界各国の国民の方々に感動を与えた。

  特に、日本人全体に、道徳感、絆、和の必要性とそれぞれの生き方を再考させた。そんな日本人の意識の高さを見ていると、不正など起こる余地がないと考えたいところであるが、一部には、時として、魔の手に襲われ、不正に手を染めることがある。増してや、経営環境が極めて厳しい現下にあっては、その素地がある。ある日突然、取引先が倒産することがある。その原因は、中長期的には「不況」が原因かもしれないが、そのために内部では「不正」が繰り広げられ、それが原因で倒産することが多い。取引先の与信管理や内部統制の観点から不正のメカニズムを知っておくと経営管理に役立つと思うところである。

 不正とは、@不正な財務報告(粉飾)と、A資産の流用(横領)の2種類に大別できる。この粉飾、横領がどのような状況下で起こり得るか。粉飾、横領の根源である不正のトライアングルといわれるものがある。心理的なきっかけとなる@動機・プレッシャー(恐怖政治、過剰なノルマ、業績悪化)。承認行為が欠如しているなど、簡単にできてしまうA機会(個人への権限集中、相互牽制の欠如、人事の固定化)B姿勢・正当化(倫理感の欠如、遵法精神の欠如、不誠実な態度)である。八百長問題で大騒ぎになった角界もこのトライアングルで説明可能とのこと。幕下にはそもそも給与がなく年額40万〜90万ほどだそうだ。関取の末席である十両でありさえすれば、月収100万円、年収1400万円(賞与含む)ほどだそうだ。陥落したくない動機から八百長もうなずける。二人で真剣勝負のように見せかける機会もある。そして自分たちだけではないと正当化、開き直りも可能である。

 では、不正防止はどうしたらよいか。中小企業においては、定期的配置転換など難しい。ダブルチェックとコミュニケーション(朝礼等会話・交流の機会を拡充)であろう。不正は風通しの悪い組織で起こる。モラルの向上のため、根気強く全職員に対して教育し、道徳感や倫理感を植えつけるといった意識改革を継続的に行うことが不正防止になる。

 ある監査人が言っていた“トイレの汚れ具合で会社の業績や不正の有無がわかる”と。
正に、トイレはその会社のモラルレベルの反映かもしれない。

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