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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理

 経営一番 NO.226  2013年12月
〜ユニクロの逆を行く経営で
        「しまむら」野中社長2000店拡充へ挑む〜

 郊外→都市部への出店に加え“和製ファストファッション”として若者に人気が。

◆10年間一貫して増収増益達成

 アパレル小売業としてユニクロと並んで注目されているのが、しまむらだ。
しまむらは、ここ10年の実績で、09年2月期を除き、一貫して増収増益を達成してきた。企業としての手堅さと安定感はトップクラスだ。
 
しまむらは婦人服を中心とした衣料チェーンだが、中核となる「ファッションセンターしまむら」には「地方のロードサイドにある、サンダル履きのおばあちゃんが通う店」といった地味なイメージが強い。しかし、店舗数はいまや日本全国で1286店(8月22現在)もある。

◆仕入れや用地探しまで自前で

 ユニクロとしまむらは同じアパレル小売業だが、細部は大きく違う。ユニクロが商品企画から生産・販売まで自社で行うのに対し、しまむらは、取引先から商品を仕入れるが、自ら物流・問屋機能を持つことでコストを圧縮する。
 当然しまむらの仕入れには、ファッションのトレンドを見極める目利きが必要になる。
 「いま、安くて品質はそこそこでも、最新の流行を取り入れたH&Mなどのファストファッションの服が人気だが、しまむらはその顧客を取り込みつつある」(アパレル業界関係者)
 現在のしまむら社長である野中正人氏は05年就任。しまむら中興の祖といわれる藤原秀次郎元社長の構築したシステムを受け継ぎながら、新しいしまむらを作ろうとしている。

 しまむらは1号店目からチェーン化を前提に本部による集中仕入れを開始していた。1975年からコンピュータを導入して商品の在庫や売れ行きを管理してきた。
 さらにしまむらは出店に関しても用地探しから交渉まで、自前で行っている。そのため、12年度は出店39に対し閉店はわずか2店と、一度出店すればほぼ閉店はないといっていい。
 しまむらは最終的に2000店舗の出店を目指すというが、そのために必要なのが都心部への積極的な出店だ。これまで、しまむらは郊外をメーンターゲットにしてきた。
 都市部には若い女性や中高年の女性でもファッション感度の高い顧客が多いことから、高価格帯となる商品の取り扱いを増やしたり、独自ブランドなどの商品展開も進めている。

 柳井氏のワンマン経営でユニクロが徐々にその勢いを落としつつある状況で、しまむらは「堅実経営」の方針はそのままに、野中社長の下で新しい取り組みが進む。

(ニュース出所 月刊テーミス9月号
 
〜ミニ予測〜

 わずか3坪で日販80万円 デパ地下女王の販売術
        
山崎明希子(とんかつまい泉 東武百貨店池袋店店長)

 「山崎明希子さんは、とんかつや揚げ物惣菜を販売する、井筒まい泉に入社して14年。池袋東武にある3坪の店舗の責任者である。
 同百貨店の地下商品売場には百数件のテナントが入っているが、彼女が店長を務める店舗は売上げで5位以下に落ちたことがない。そして、上位で争う惣菜店を見てみると、売場面積、従業員数はいずれも、まい泉の2倍から3倍だ。つまり、単位面積当たりでは池袋東武のデパ地下では安定している店舗がまい泉なのである。「自分で考えながら売上げを伸ばしてきました」と山崎さんは語る。

 まい泉の場合、他のデパ地下店舗の店長よりも権限は大きい。達成すべき予算は本部から与えられるが、商品の発注数、その店だけで出す限定商品の開発などは店長が行うことになっている。一般の店長よりも、経営者に近い役割と言える。
 また、数字を達成するだけではなく、販売員教育も仕事のうちだ。そうして、彼女は営々と努力を続け、今では同店で買い物をするお客の数は少ない日で600人、多い日ともなれば700人を超えるようになった。日販は10時〜21時の11時間営業で、平均80万円。24時間営業のコンビニの雄、セブンーイレブンの平均日販66万8,000円を上回る。

 まい泉に入った新人は1ヶ月の研修を受ける。販売ロールプレーイング、商品知識の講習などだが、むろん研修を受けただけでは一人前の販売員ではない。新人を一人前にするのは現場の責任者である山崎さんの仕事なのだ。では、山崎さんは配属されてきた新人のどこをチェックしているのか。
 
「お客様に対する態度よりも、むしろ、周りのスタッフに対する目配り、心配りを見ています。例えば、新人がお客様の注文を聞いている時に先輩が紙袋を用意してくれたとします。その時に、軽く頭を下げて受け取る、もしくは『ありがとう』と言うのが礼儀。ところが、入ったばかりの販売員だとお客様の相手に集中してしまい、会釈することさえ忘れてしまうことがある。
 私はわざとその点を注意します。お客様への対応は日々、やっているうちにだんだん分かってきますけれど、仲間に対する礼儀は私が言わないと気が付かないことが多いのです」

「人の役に立っていると感じる瞬間は幸せです」
山崎さんは言う。
 「お客様の笑顔の為に仕事をする。それが私の本当の気持ちです。うそくさく感じるかもしれませんけれど、本当なんです。人の役に立っていると感じる瞬間は幸せです。今日も、午前中にお客様から『おいしかったわ、ありがとう』と言われました。ああ、よかったと感じるのが素直な気持ちじゃないでしょうか。昔は先輩から『私のお客様に話し掛けないで』と意地悪され、泣きそうな気持ちで売ったこともありました。新人を私のような気持ちにさせてはいけないと思いますから、何でも教えます。そうして、売れる販売員になったら、ああ良かったとホッとします」

        (ニュース出所 商業界10月
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