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月刊 花みずき

商店街の現状と課題
 
 ・円滑化法の廃止後は

 ・S電気店・店主の話
 


ワンポイント
印紙税の軽減措置拡充と
非課税範囲拡大

月刊 経営一番

中高生52万人を蝕む
「スマホ亡国論」

・学校に行けない重症患者

・取り上げると大暴れ
・どこからが依存か
・技術と追いかけっこ
・東アジアは“依存先進国”

編集後記
 〜時泥棒〜



業績31の原理


 

  

 〜便利すぎる時代の人材育成・販売促進〜


 ある人材育成塾の研修旅行では、その方針として、参加者は「現地集合」を基本方針としている。たとえば、“○月○日○○時、ロンドンの某ホテルロビーで集合”のようであろう。通常、研修旅行となると、行程表があり、そこに、集合場所、添乗員や幹事の連絡先、交通手段等が懇切丁寧に記載されている。

  一般的に、それでも、わかりにくいと文句を言うことがある。丁寧な説明に際限がなく、もっともっとと欲が深い。正に“おんぶに、だっこ”である。そんな状況では、研修になどならないことは明らかである。運転する方々は、ご承知のように、ナビに頼ると道の覚えが悪い。お任せだから仕方がないだろう。前述の現地集合だと、様々な情報収集、手配、スケジュール調整等、自分で考えて行動することが必要であろう。面倒くさいが研修になること間違いない。

 便利な世の中で、あえて店を「不便」にしている会社がるようだ。メインの入り口は自動ではなく手動で、お客様が見えたらスタッフがドアを開ける。店内に掲げたトイレのサインは小さくて、初めての人は誰かに聞かなければ、場所がわからない。こうしておけば自然とスタッフが来店客に声を掛け、お客の困りごとを聞きコミュニケーションが生まれる。
 これが、顧客満足度で注目を集める自動車販売店の手法の一部のようだ。必然的にお客様の行動に関心を持つことになるのだろう。また、自動車の見積書を印刷する機械は2台しかないとのこと。お客様で混んでいるときは、印刷を待つだけで30分かかるといわれる。そうすると、営業担当者は必死でお客さんのニーズをくみ取り、条件の精度を高めようとするようだ。せっかく打ち出した見積が反故になると、また30分待たなければならない。

 人材育成にもこの考え方は根付いているようだ。新入社員に教えるのは業務に必要な最低限のことだけ。後は各自が問題にぶつかって自力で解決方法を考え、仕事の進め方を見つけていくという、ある意味ではとても“面倒な方法”であり、会社にとっても、リスクがあると思われるが「人から言われたことをするのではなくて、自分で考えて動くようにしたい。」そういう人材が育つように社内の仕組みを整えているようだ。それには、採用にあたって、そのような社風の会社でやっていけるような人材であるかどうかの見極めに時間をかけているようだ。

 便利な世の中にあって、お金を出せば、なんでも(サービスも)買える。不便がないから、思考力が低下しているように思える。あえて不便を作り、様々に工夫することによって、改善・改革を思い付き企画力などの向上に資するように思う。また、便利があたり前の時代だから、疑問や困難の生ずる余地も少なくなり、他人に尋ねたり、お願いしたり、会話の機会も減ると考えられる。不便にすることによって、人と接する機会が増え、ビジネスチャンスが増えると思われる。これから、益々高齢化社会が進展する。特に高齢者は、人との会話に飢えていると聞く。これからは、インターネット上でのビジネスも更に進展するであろうが、一方では、会話のある新時代の御用聞きビジネスも再興するような予感がする。

 月刊 経営一番へ 

  

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