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月刊 花みずき

〈掃除〉
 
 ・〈海外で「寿司・刺身」は大人気〉

 ・〈食料自給率の低下〉
 



月刊 経営一番

〜日本に伝わる「美意識」は世界に誇れる文化です〜


・茶に“シンクロ”する外国人
・漫画の道は茶の湯に通ず?
・奇抜さだって「和の心」

編集後記
 〜時間銀行〜



業績31の原理


 

  

 
〜時間旅行〜

 7月28日、29日の2日間、高校1年生男女4人のインターンシップを受け入れた。これまで何度も対応しているので、慣れているはずであるが、あらためて準備を始めると、緊張感が湧いてくる。大げさであるが、たった2日間とはいえ、高校1年生にとっては、人生を左右するような大きな影響があるかもしれない。好影響も悪影響もある。あらためて、自分が高校1年の時を考えてみると、見ず知らずの職場で職場体験をすること自体、考えもしなかった。最近は、学校が職場体験プログラムを用意してくれるとはいえ、初めての職場での緊張感は大変なものであろう。したがって、準備に力が入り、体験の内容や体験プログラムの時間割など、様々に、考え始めてしまった。しかしながら、当事務所が毎日行っている朝の掃除や朝礼をはじめ、日常行っていることに参加してもらい、全スタッフの自然な姿、行動を見てもらうことが一番良いというところで落ち着いた。また、模擬決算報告会やお客様にご協力いただき、お客様の本社会議室にて、会計監査の体験実習もさせていただいた。今回は、特に朝礼での基本行動宣言などを通じて「時間の大切さ」を強調し、理解していただいた。社会人・職場人として、重要な資質であるし、時間がコストの私たちの仕事では、重要なテーマである。
 さて、最近、海外の教育現場で広がりはじめている「時間銀行」という取組があるようだ。
 スペインのマドリード郊外の町、リバス=バシアマドリードにあるドゥケ・デ・リバス中学校(日本の中学1年〜高校1年までの4年間にあたる)では、昨年9月から学内で「時間銀行」に取り組んでいる。「時間銀行」は、あるグループ内で時間を単位にサービスを提供しあう仕組みだそうだ。それが今、教育現場にも広がっているようだ。例えば、英語が得意な人が、他の人に1時間レッスンを提供すると、その時間は預金になり、別の機会にそれを使って誰かに必要なサービスを依頼することができる。英語を習った方も、特技を生かした他のサービスを提供することで、“借金”を減らし“預金”を増やすことができる。同校では預金・借金という概念は省き、時間とサービスを提供し合うだけの形で、学校に関わる全ての人を巻き込んだ活動を行っている。「時間銀行」の活動には、悩み相談や芸術、スポーツといった内容もあるようだ。休み時間に行われるサービスのスケジュールは、校内掲示版に貼られている。30分の休み時間には、粘土細工が得意な少年が関心のある生徒や教員を集めて、「ホビット」人形の作り方を指導したりしているとのこと。彼は校内で有名な粘土細工の名人で、そのテクニックに皆興味津々だそうだ。スペインでは。「時間銀行」に取り組む学校が複数あり、ポジティブな成果を得ているようだ。スペインの専門家は、「豊かな人間社会の基礎である相互扶助の精神や平等主義など、お金以外にも豊かさをもたらすものがあることを学ぶ、絶好の機会になります。また、私たちは時に、自分には人に提供できるような知識や能力などない、と思い込んでいますが、時間銀行に参加すれば、誰もが他人や世界に対して提供できるものをもっていることに気づけます。自信がつき、自己肯定感が上がるのです」と。
 1日24時間、有意義に、効率よく使うことを基本にして、得意な時間と不得意な時間を楽しく分かち合う精神であろうか。


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