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編集後記
 王子神社焼失 〜リスク管理とBCP(事業継続計画)〜



業績31の原理


 

  

 
王子神社焼失 〜リスク管理とBCP(事業継続計画)〜

 馬橋萬満寺の境内に隣接する、歴史ある村社王子神社が10月12日(休日)早朝5時前、火の手が上がり、全焼した。出火原因は、まだ特定できていない。消防署等の現場検証によると、漏電、内部出火の可能性はないようなので、拝殿正面右手あたりが放火された可能性が高いようだ。しかし、犯人が捕まらなければ、推定に過ぎない。県警が近隣に設置してある防犯カメラの画像分析も行っているようだ。最近は、事件解決に防犯カメラが大変役立っている。数々の殺人事件の犯人検挙に威力を発揮している。賽銭泥棒が頻発している昨今、防犯カメラを設置しておけば良かったとの反省はあるが、まさか、神社を放火とは、天に唾を吐く悪行である。しかしながら、不幸中の幸いで、本殿もほぼ全焼であるが、中にあったご神体や、神器、古文書等は奇跡的に助かった。また、当日は風もなく炎は縦に上がったと思われる。同時に、消防署の出動も早かったため、隣接の三峰神社、社務所、集会所の類焼は免れた。しかし、ご神木は大分焼かれてしまい、来年芽吹くかどうか心配である。残念ながら、神社の拝殿、本殿は焼失してしまったが、今、神輿小屋を仮本殿とし、行事を粛々と始めたところである。素早い対応で、神社行事が継続できている。
 これから、秋の祭礼、七五三がある。神社が焼失しても、七五三のご祈祷依頼にキャンセルはないようである。素早い事業継続への反応と共に、氏神様への思いがあるのだろう。
 王子神社の焼失という緊急事態に、リスク管理とBCP(事業継続計画)を考えさせられた。日頃から、様々なリスクを想定し、その対策を講じておくことの必要性はわかっているつもりであるが、災害等に関して言えば、どこか他人事で、真剣みに欠けるところがあるので、BCP(事業継続計画)が重要であることを理解する。さて、復旧には、「関係者の心の一致」が最重要課題と思う。それには、その企業や団体の存在意義を共有することであろう。いわば理念の共有であろう。神社は宗教の一形態かもしれないが、現氏子の先祖代々と極めて緊密な関係にあること。今日我々が存在するのは、神社を大事にしながら日常を営んできたご先祖のおかげであることを考えると、その精神性が氏子の関係や再建への熱意を強化させるようである。このように神社の再建には、精神性、敬神崇祖が金銭を超越して、人々の心にしっかりと根付き、継続していただかなければならいと思う。再建には、早くて3年、通常4年以上はかかるといわれる。確かに、設計、工事業者の選定、宮大工による長期の建築工事、工事資金の確保に大変な期間がかかると思われる。この期間に、再建の意欲が減退することのないよう、役員諸兄は尽力しなければならない。そして、設計には、次世代になじみやすい、かつ、運営管理しやすい神社であるべきであろう。少子化、目に見えないものへの畏敬の念への欠如が懸念されており、かつ、国家・地方公共団体から全く補助金のない中で、氏子や地元の支援者によって成り立っている神社の運営管理は大変厳しい状況にある。神社のリスク管理、BCP、と共に、神社への畏敬の念を抱きつつ、身近に愛される存在たるにはなにをすべきか?どのような施設にすべきか、検討すべきものと考える。


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