トップページ 会社概要 経営理念 業務内容 所員紹介 アクセスマップ セミナーご案内
月刊 花みずき

〈メンタルヘルス不調の従業員の就業継続〉
 
〈1.メンタルヘルスケアの推進〉

〈2.4つのケア〉

〈3.職場復帰支援〉

〈4.プライバシーの保護〉

月刊 経営一番

〜「ふるさと納税」にカラクリあり〜

◆贅沢を満喫する“プロ寄付者”

◆マスコミも野党も大衆迎合で

◆税金の使い道を勝手に決める



編集後記
〜リーダーシップ(藤原塾 No.172より)〜



業績31の原理


 

  

 
〜リーダーシップ(藤原塾 No.172より)〜

 リーダーシップでは、人々の間で同じ責任を分かち合える文化を創ることが非常に大切です。すなわち、細分化された仕事の範囲と与えられた勤務条件のなかで、自分の仕事さえしていればよいという人ばかりでは、企業も社会も果ては国も成り立ちません。みんなで同じ責任を負っているのだから、みんなで何とかしなくては、という考えを自然に人々に起こさせるリーダーシップが必要です。
 暗殺されたケネディー大統領は大統領就任演説の中で、国があなたに何をしてくれるのではなくて、あなたが国に何ができるかを考えてください、と言いました。米国で国と言えば、それは民主主義によって作られた国であって、日本のような御上、強圧的な国家権力というイメージではありません。国を会社に置き換えてみれば、会社があなたに何をしてくれるのではなくて、あなたが会社に何ができるかを考えてください、ということになります。しかし、ここで会社というものが個人を抑圧するための組織として認識されるか、あるいは、自己実現と社会的責任を果たすための組織として認識されるかは、リーダーシップにかかっています。会社が抑圧の組織であるならば、人々は限りなく会社から遠ざかろうとするでしょうし、会社が自己実現と社会的責任を果たすための組織であるならば、人々は限りなく積極的に会社に関与するでしょう。
 リーダーは会社の人々にみんなで同じ責任を共有しているのだ、という考えを文化として植えつけていかなければならないのです。そしてこのような文化が生まれてはじめて相乗効果が生まれ、1+1が3にもそれ以上にもなるような大変ダイナミックな会社が生まれ、こういう会社が社会の至る所で生まれることで、社会全体が相乗効果として良くなっていくのです。
 実はケネディー大統領の上述の演説は大変有名ですが、そのすぐ後ろの部分はほとんど知られていません。演説は先の部分に続いて、世界の市民のみなさん、アメリカがあなたに何をしてくれるかではなくて、人類の自由のために共に何ができるかを考えてください、となっているのです。
 戦後の日本を振り返ってみたとき、まさに日本はアメリカが何をしてくれるのか、そればかり考えていたのではないでしょうか。それと同時にアメリカも、全世界が人類の自由という一つの目的に向けて、同じ責任を共有しているという文化をはぐくむことに必ずしも成功しなかったのではないでしょうか。特に90年代以降、米国は唯一の管理者とその他大勢の部下、という目で世界を見るようになり、世界のリーダーとして、世界の人々が同じ責任を共有しているのだと自然に感じるような文化を育てることに失敗したのではないでしょうか。そして結局のところ、自分の国だけが繁栄を続けられるような道を選択していきました。これでは同じ理想に向けて全世界の人々が同じように責任を分かち合うという文化を育てることは不可能です。
 我が身に置き換え、自社の有り様を振り返ってみてください。
 リーダーというのは、責任を共有できる文化を創るにあたって、人々の持つ才能や可能性に手を触れなければなりません。すなわち、どんな人にでもできること、やりたいこと、というものがあるはずです。優れたリーダーというのはそれを見抜いて、ひとり一人が何をやれば自分も全体の責任の一部を共有していると感じられるか、何をやれば自分もみんなの役に立つたと思えるようなすばらしい仕事をやり遂げられるかを見極めなければなりません。そして全体の目標に向けてひとり一人に仕事と教育の機会を与え、才能を引出し、相乗効果を作り出すことこそ、リーダーの仕事なのです。


 月刊 経営一番へ 

  

Copyright (C) 2003 安蒜俊雄事務所 All Right Reserved.