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月刊 経営一番

〜Leadership〜

◆チャンスは混乱のなかにあり

◆リーダーシップ





編集後記
〜人手不足とロボット〜



業績31の原理

  経営一番 NO.252  2016年02月
〜Leadership〜

◆チャンスは混乱のなかにあり
 今年の株式市場は正月早々からバブル崩壊の下落が続き、実に慌ただしい年になりそうです。振り返ると昭和の株式バブル崩壊が始まったのが90年1月の初日で、まさに昨年末の米国の利上げが最後のとどめを刺した形で世界の株式バブル崩壊が本格的に始まったようです。米国では年初来5日間連続の下落で、これは119年ぶりの出来事であり、大統領選挙の年は株価は上がるというジンクスは完全に崩れているようです。
 そして為替ですが、流れは円高です。安全資産として円が買われていると市場では言っていて、地政学的リスクが高まるなか、日本円は安全資産とみなされています。逆に米国は利上げをしたのにドル安になっていて、米国こそもうカネが集まらない国になってしまったというのが本当のところだと思っています。日銀の激しい金融緩和で人為的な円安になっていましたがそれも限界を迎えて円高方向に動き出し、しかもユーロに対しても円高です。円高になれば日本株は下がっていきますが、今後円高はどこまで行くかわかりませんから、株価もどこまで下がるかわかりません。
 しかもこの3年ぐらいの間、実需の買いがないなかを当局が一方的に買い上げてきました。ですからそれが限界を迎えて下がりだしても買い手はいないのです。どこまで下がれば実需の買い手が出て来るかもわからず、まさにバブルの崩壊らしく「真空地帯を株価」が落ちていくような感じです。しかもそれは日本だけではなく米国でも欧州でも中国でも同じで、「世界丸ごと官製相場」で値段のつり上げをやってきたものがついに限界を迎えて下がりだし、どこでも買い手不在で値段だけが下がるという展開になってきています。しかしチャンスは混乱のなかから出てきます。
 「御用達」の拡大、そして「健康と持続可能性」を考えたライフスタイルの構築の大きな枠組みのなかに「新しい未来」が生まれて来るでしょう。大きな展望を持ち具体的に行動していくことがより求められる年です。

◆リーダーシップ
 年明けに当たりこれからの日本再生に向けた大方針を提示させていただきます。リーダーにとってこの先世の中がどう動くのか、何が求められるのか、そこからどう動いていきたいのかを考えることはとても大切なことです。その一助となれば幸いです。
【政治】新しい日本の国家理念…偉大なる共生社会の建設
 現在の国や企業の仕組みをそのまま未来に延長することを目標に国家を運営すると、政治や経済は対症療法が基本となり、イノベーションが生まれにくく、矛盾が激化してやがて崩壊の危機に至る。一方、長期にわたる理念や目標の実現に向けて国家を運営すると国や企業の仕組みは状況の変化に対応して柔軟に変えていくことができ、イノベーションの誘発や矛盾をバネにした社会の変革が促進される。結果として国家と世界の平和、人々の安寧と繁栄はより持続的になる。
 前者を物質文明国家、後者を精神文明国家と名付けるならば、日本は精神文明国家の道を選択し、健康と持続可能性の高い国家を、偉大なる共生社会の建設という大きな理念を掲げて、柔軟な発想と最先端の知見と大胆な戦略で建設していく。これを新しい日本の国家理念とする。
【経済】人の絆を基礎にした共生型経済システムの構築…市場経済原理の超克
 20世紀に生まれた西側諸国の福祉国家、東側諸国の社会主義・共産主義国家はそれぞれ内部矛盾の激化で崩壊し、混乱のなかから生まれた新自由主義と新保守主義が世界の政治経済を覆い、世界中が破壊のブラックホールに飲み込まれようとしている。今や国家の財政に過度に依存した経済でもなく、市場原理のみに依存した経済でもなく、全く新しい発想と行動で経済の運営を行うしか我々には道が残されていない。その道は政府と国民、買い手と売り手という現在の発想の根本にある二元論を止めることで開かれてくる。
 すなわち、政府のメンバーも国民も、国や地域もそれぞれのやる気と能力をもって支えるメンバーの一員であると考えれば、一元的な新たなチームがヨコ型のリーダーシップで生まれてくる。買い手と売り手は市場を介してゲームをするものだと考えるのではなくて、経済は人の絆を基本に、世の中に必要なことをみんなが一緒に問題解決することだと考えれば、一元的な新たな共生型経済システムが生まれてくる。
 前者が地域における官民産学市民連携による新しい地域おこしであり、後者が御用達経済の推進であり、また売り手よし・買い手よし・世間よしの三方よしの経営の推進である。日本の経済再生の基本は、高度に分権化した地域経済の再生と、人々の絆を基礎とした新しい共生型経済システムの構築にある。
【新たな豊かさの追求】大自然の力の再発見と本格的な利用拡大…本格的イノベーションの方向性
 こうした新しい政治経済の大方針に基づいた日本再生を支えるためには、新たな本格的イノベーションが必要である。ニュートンの運動の法則や量子物理学を基礎にした自然の理解とそれに基づく科学技術の発展、そして応用の中で、まだまだ見落とされてきた分野がある。改めて大自然を観察するならば、宇宙に存在することがわかった大量の暗黒物質・暗黒エネルギーの正体は何か。ナノの単位で見えてくる今までにない物質の性質。なぜ微生物がもたらす発酵で放射性物質が消えるのか。なぜ土壌発酵を進めると無肥料・無農薬で美味な野菜が大量に収穫できるのか。なぜ進行がんが突然治ることがあるのか。
 こういった大自然の力の再発見と本格的な利用拡大は、現在の慢性的な財政赤字を解消し、我々の生活コストを抜本的に低減させ、人々の生活を物心両面で飛躍的に豊かにさせる本格的な潜在力を持っている。これを積極的に開発、利用拡大することで本格的なイノベーションが社会全体に行き渡り、健康と持続可能性の高い国家の建設が促進される。
 以上の【政治】、【経済】、【新たな豊かさの追求】を大方針とすることが本格的な日本再生に向けた第一歩だと考えます。我々を取り巻く環境の変化を皆様はどう捉え、考え、そしてどう変化していきますか?考えましょう。
(ニュース出所 藤原塾 174より)


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