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月刊 経営一番

〜シャープ「企業敗戦」の深層〜

大転換する日本のものづくり







編集後記
〜風〜



業績31の原理

  経営一番 NO.255  2016年05月
〜シャープ「企業敗戦」の深層〜

◆大転換する日本のものづくり 中田行彦 著
 解体か、身売りか―。シャープはなぜ、ここまで決定的な“敗戦”を喫したのか?その原因を探り、背景にある世界のものづくりの変化について言及する。

●1998年、シャープの社長は液晶に代表される独自技術で「オンリーワン産業」を目指すと表明する。この「選択と集中」戦略のもと、2001年に初代「AQUOS」を市場に出すことに成功し、その後、液晶テレビの売上を劇的に伸ばした。
●シャープが「選択と集中」戦略を進めていた2009年に、流通大手のイオンが売り出した激安液晶テレビが大ヒットした。シャープは、激安テレビは自社の高品質な製品とは競合しないと考えたが、多くの顧客が激安テレビに流れた。
●シャープの「企業敗戦」は、2つの時期に分けられる。「第一の敗戦」は2011〜2012年で、9213年億円の赤字を出した。「第2の敗戦」は2015年3月期決算で2223億円の赤字を出し、産業革新機構の救済案を受け入れて解体されるか、台湾の鴻海精密工業に身売りするしかなくなった時期である。
●第1の敗戦の原因は、「投資戦略」の失敗―亀山工場を超える大工場、堺工場への投資とされる。間違いの1つは、費用がかかりすぎたこと。もう1つは、技術革新がなかったことだ。技術革新で初期投資を抑え、工場の稼働率を高くしなければ、液晶産業のような設備産業では利益が出ない。
●第2の敗戦の原因は、「変化」に適応できなかったことだ。復活を期すシャープは、相手の状況を読んで微調整する「すり合わせ」により、中国のスマホメーカーから液晶を大量受注し、一時は黒字になる。だが、台湾の半導体メーカーが携帯電話の設計図を公開すると、パーツの組み合わせで携帯電話をつくれるようになった。この、「すり合わせ型」からパーツを組み立てる「モジュール型」への変化に適応できなかった。
(ニュース出所 トップポイント5月号)


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