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月刊 経営一番

〜「愛」で売るインプレッサ〜









編集後記
〜「気」と「輪廻転生」〜



業績31の原理

  経営一番 NO.261  2016年11月
〜「愛」で売るインプレッサ〜

 地元の富士重工業は、主力車「インプレッサ」を5年ぶりに全面改良し、発表した。新開発の車台で走行性能を高め、国内メーカーでは初めて歩行者保護用エアバックを搭載した。貧欲に機能を追求する姿勢は従来通りだが、マーケティング手法は変化した。強調するのは性能ではなく「愛」だ。
 「安心と愉しさを改革的に進化させた」吉永泰之社長は、都内で開いた発表会でこう強調した。インプレッサはスバルの入門モデルで、国内販売台数の約3割を占める。月間2500台の販売をめざし既に約6000台の先行予約を得ている。
 「安心」の面では歩行者エアバックのほか、運転支援システム「アイサイト」も標準装備とした。「愉しさ」では車台の剛性も高めて走行中のブレや振動を低減した。
 自信の主力車だけに、これまでなら性能を前面に推す広告戦略を採っていたはずだ。2011年に発表した先代インプレッサのCMでは「ボクサーエンジン」など、クルマ好きでなければピンとこない言葉を連呼していたが、今回のCMでは「愛」を歌い上げる。
 テーマソングは、ドリーム・カム・トゥルーの「LOVE LOVE  LOVE」。「愛で選ぶクルマがある」をキャッチコピーにインプレッサで出かけることで家族の時間がいっそう輝くと訴える。「愛」を訴求する方法は米国で成功したマーケティング活動「LOVEキャンペーン」に倣っている。富士重は09年の「レガシィ」発売を機に米国で広告の内容を機能的価値に伝えるものから家族愛をテーマにしたものに転換した。
 北米営業部長を務める早田文昭執行役員は「以前のスバル車はちょっと変わった人が乗るクルマだった」と話す。情緒や感性に訴える「LOVE」の展開で、性能に強いこだわりを持つスバル車ファン「スバリスト」から顧客層を広げることに成功。
 吉永社長は11年の就任以来、ブランド力を磨くことに専念してきた。17年に社名を「SUBARU」に改めるのもそのためだ。
 米国のスバル車オーナーは自らの愛車を「マイ・ファミリー」と呼ぶ。日本でもインプレッサが単なるモノを超えて家族のような存在になれたなら、スバルのブランドは一段高みに登ったといえるだろう。
(ニュース出所 日経産業10月14日より)

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