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月刊 花みずき

〈資金繰りの見直し〉
 
〈1資金繰りの見直し〉

〈2緊急時の対処法〜リスケジュール〜〉

〈3過剰な節税〉


月刊 経営一番

〜今年のキーワードは「志」〜









編集後記
〜2017年1月 「乱世」真っただ中?〜



業績31の原理

  経営一番 NO.263  2017年01月
〜今年のキーワードは「志」〜

 米国の大統領選挙はトランプ候補の圧勝に終わり、政権移行チームが動き出して混乱が広がってきています。今のところ人事や政策も柱が見えずに和解優先で激しいことを言わずに総花的にやったり人事で敵を味方につけようとしていますが米国の分断は非常に大きく、やがてトランプ氏自身も先税的になっていき、やはり最初の選挙演説で言ったような激しい路線に収歛していくのではないでしょうか。
 そのなかでトランプ氏は就任初日に大統領令でTPPを脱退すると言っていて、米国抜きのTPPは発効が難しく、再交渉となれば中国が独自の案を作って南米と話を進めていますから日米が主導するTPPは実現不可能で、過去30年間の構造改革と称する大金持ち優先政策の集大成、TPPはこれで終わりです。
 結局クリントン氏の失脚で日本政府は完全に孤立状態となりました。野党もこの下剋上の世界に腰を抜かしているようですし、経済界にとってもTPPの消滅は構造改革の終わりを意味しますから今までの経営の基礎は溶解。
 またトランプ氏はカナダ、メキシコとの自由貿易協定の見直しを言っていて、メキシコに工場を増設して米国に売り込もうとしていた日本の経済界はノックアウト。さらに輸入自動車に35%の関税をかけるとも言っていますし、トランプ氏の要請を受けた大企業は海外生産移転の撤回や国内への工場の回帰を検討し始めていて、日本も本格的な戦力転換を迫られるだけでなく、中国、メキシコといった海外生産基地が宙に浮く可能性が大です。
 基本的にクリントン氏の失脚で何が最も変わったかと言えば、政治、経済、軍事の世界のあらゆる問題の利害調整を行う中枢が消滅したということであり、それは米国が世界政府の座から降りてプーチン大統領のロシアのような地域の勢力に戻るということであり、あらゆる問題は誰も一手に調整してくれなくなるので、全部自分たちで調整しなければならず、当面世界は混沌の海の中をさまよわざるを得ないということです。
 かつてソ連は社会主義の思想と武力を使って世界を支配しようとしていて、東欧、キューバ、北朝鮮、北ベトナムなどはその動きに共鳴して西側陣営と対峙していました。しかしソ連が91年に崩壊。そのため世界に取り残された社会主義国は突然自活の道を迫られます。
 先日カストロ元議長が亡くなったキューバはその最大の危機に有機農業を国内で振興して食糧危機を克服し、米国に支配されずに自立することに成功。北ベトナムは南を吸収する形でロシアと米国とも親しく付き合う巧みな外交を駆使してベトナム全土の経済開発に成功。
 しかし北朝鮮は武器の製造販売に走り、東欧のなかには米国のCIAに秘密基地を作らせたものの今またロシアが強くなって周章狼狽している国があります。そして東ドイツに至っては統治能力を失って西ドイツに併合。どこかの国に依存して生きていて国が突然自立を迫られたとき、実にさまざまなドラマが展開されます。果たして我が国はどのような道を選ぶのでしょうか。
 今年のキーワードは「志」です。こころざしがないと何をどうやって良いかわからない。乱世のなか、どこに道を開いていくかはこころざしがなければ決まりません。今年はそういう年です。


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