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月刊 経営一番

〜元日銀審議委員だから言える 東京五輪後の日本経済〜






編集後記
〜地球温暖化とEV〜



業績31の原理

  経営一番 NO.273  2017年11月
〜元日銀審議委員だから言える 東京五輪後の日本経済〜

白井さゆり 著

 「異次元緩和」に効果はあったのか?なぜデフレから抜け出せないのか?今後の日本経済のゆくえは?元日本銀行審議委員が、日本経済の現状、そして近未来について説く。
●異次元緩和の開始後、高値が続く日本の株式市場は、外国人の主導で動いている。儲けしか眼中にない彼らは、儲からないと思えばあっさりと日本株を売る。彼らの気まぐれな動きに市場が大きな影響を受けるのは、健全な状態ではない。
●異次元緩和により、極端な円高と株安は是正された。その一方、次のような点については効果がなかった。
 ・実質GDP成長率は、「QQE(量的・質的金融緩和)」導入前よりも低く、実体経済への効果はあまりなかった。
 ・円安なのに輸出数量は増えなかった。その原因として、円高の際、企業が海外へ工場を移したことが挙げられる。
 ・最大の目標「物価上昇率2%」の達成は難しい。金融緩和を行えば、国民が「将来インフレになる」と考えて消費を増やし、本当にインフレになる、という流れにならなかった。
●日本では、賃金が低下する一方、社会保険料等の負担が増えており、「生活が苦しい」と感じる人が多い。そのため、企業はモノやサービスの値段を上げたくても上げられない。こうした構造的な問題があるため、日本はデフレから脱却できない。
●日本銀行は長期国債を大量に買い入れいている。いずれ買入額を縮小せざるを得ないが、国債を買う投資家が現れず、市場で国債がだぶつけば、国債価格には下落圧力がかかり、金利は上昇する。この場合、価格や金利の動きは予想がつかない。
●海外では日本の財政再建が可能であるとは、信じられていない。IMFの関心は、日本が「いつ、どのように財政再建が可能となるか」から「いつ、どのように、財政再建できないことによる問題が顕在化するのか」移っているように見える。

(ニュース出所 TOPPOINT11月号)



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