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編集後記
〜地鎮祭〜



業績31の原理


 

  

 
〜地鎮祭〜

 「災害大国日本」という言葉をよく耳にする。この夏は、西日本豪雨、この数日も、予測不能の迷走する台風に振り回され、各地は対策で緊張の連続であった。災害大国日本の名にふさわしい状況だ。日本は、外国に比べて台風、大雨、大雪、洪水、土砂災害、地震、津波、火山噴火などの自然災害が発生しやすい国土のようだ。さて、外国と比べて自然災害が多い日本といわれるが、2016年に自然災害が多かった国TOP5を知ることができた。
 自然災害発生数のランキングについて考えるとき、「日本はかなり上位に位置するはず」と思う人は多いだろう。2011年の東日本大震災も記憶に新しいし、2016年には熊本地震が発生するなど、国の面積が小さいわりに地震の発生件数が多いからだ。揺れが体感できないくらいの規模の地震なら、毎日のように起きているといっても過言ではない。
 さらに1年に4つの季節がある日本では、夏から秋にかけての台風や、梅雨時期の大雨による洪水など毎年のように起こる自然災害に苦労しているし、異常気象の発生数は、地球温暖化などの影響もあってか年々増加しているようにも感じる。では実際のところ、日本の自然災害の発生数は世界の国々と比べるとどれくらいなのだろうか。
 2016年の国別、自然災害発生数ランキングEM-DATという世界の災害に関するデータベースがあるようだ。そのまとめに関する記事によると、2016年度の自然災害発生数ランキングは、1位 インド(17件)、2位 アメリカ合衆国(16件)、3位 インドネシア(13件)、4位 中国(10件)、5件 日本、パキスタン(9件)、という結果で、5位の日本の内訳は、洪水1件、地震3件、台風4件、異常気象1件。2位のアメリカ以外はアジア圏であり、6国とも北半球に位置している。そして、1番発生件数の多いインドは17件と、1か月に1回以上災害に見舞われていることになる。震度1や2の小さな地震などが含まれていないので、日本の順位は5位である。それでも、世界に200近く存在する国々の中で5位という結果は、「災害大国日本」という名に不足ないであろう。
 地球に、日本に、この地域に暮らすうえで、地震、洪水、台風、異常気象といった自然災害は避けられない。台風のように、ある程度発生場所や影響が予測しやすい災害もあれば、地震のように、いつ、どこで起きるかわからない災害もある。防災技術は年々進化してはいるものの、できれば自然災害の少ない場所に住みたい、と思うのは当然だろう。
 土木工事や建築などで工事を始める前に地鎮祭を行う、その土地の神(氏神)を鎮め、土地を利用させてもらうことの許しを得ることのようだ。建築にあたって、土地の地形・立地・環境を熟知して、自然を畏敬し、災害に備え、災害を極力少なく、自然と共生できるような建物の竣工を願い、祈ることが地鎮祭であると理解した。素晴らしい日本の文化である。この地鎮祭に出席させていただき、あらためて自然に畏敬の念を持つ機会を頂いた。

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