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月刊 花みずき

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編集後記
〜サマータイム〜



業績31の原理


 

  

 
〜サマータイム〜

 夏に全国一律に時間を早める「サマータイム(夏時間)制度」。2020年東京オリンピックの開催に合わせて、暑さ対策等のため、検討が始まっている。昨日も、森喜朗東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長が、是非導入したい旨の発言をしていた。しかし、暑さ対策、余暇拡大に期待はあるものの、健康への影響を懸念する声は多いようだ。単純に考えても、たった1時間でも、早めたり遅らせたりすることは、体が慣れるまでに時間がかかると思う。思っている以上に、体に負荷がかかるように感じる。体内時計が中々調整できない人も多いように思える。これまでの日常が、日常でなくなるので、健康に、仕事に、日常生活に影響しそうだ。オリンピックの暑さ対策などでいえば、開催時間を早めて早朝に開催、あるいは、夜間に開催すれば、対応できるのではないかと思う。時間を早めても、1日は24時間には変わりはない。期限は別として、時間管理は自由でありたいもの。
 実は、1948年(昭和23年)から1951年(昭和26年)までの3年間、日本にもサマータイムは導入されていたようだ。第2次世界大戦敗戦後、米軍などによって占領統治されていた時期である。5月の第1土曜日から9月の第2土曜日までの期間、1時間進めていた。日本が政治的に独立する直前になって、廃止の運びになったようである。廃止の理由としては、農家の生活のリズムの崩れ、残業が増加する労働条件の悪化、交通機関の混乱などが挙げられている。
 EUの夏時間は加盟28カ国すべてを対象に、3月の最終日曜日に時計を1時間進めて夏時間とし、10月の最終日曜日に標準時間へ戻す仕組み。EUの欧州委員会は、31日サマータイムの廃止を提案する方針を決めた。欧州では夏時間をめぐって、夜間の省エネ効果が乏しいうえ、健康面への悪影響から廃止論が強まっているようだ。欧州委員会が公表したパブコメの結果によれば、460万人の意見中84%が廃止を支持したようだ。欧州議会が2017年10月にまとめた報告書は。体内時計への悪影響による睡眠障害や、注意力低下に伴う事故の増大、心臓発作のリスク増などの可能性を指摘していた。
 日本にサマータイムを導入するメリットをまとめてみると;
 ・夕方の時間を長く使える
 ・東京五輪・パラでの暑さ対策
 ・個人消費増が期待できる
 導入デメリットとしては、コンピユーターシステムの変更、そのコスト。専門家によれば、変更に要する期間は約4年であると。とても東京オリンピックに間に合いそうにない。
 EUに40年以上定着していた制度の実態に学び、議論を重ね、日本での導入の是非を検討していただきたい。

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